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革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『室鞣し』とは?

室鞣しの前処理 革製品の用語『室鞣し』とは?の「室鞣しの前処理」について説明します。 室鞣しは、天然皮革を生産する技法の一つです。鞣しとは、皮を革にする工程のことです。鞣しには、植物性の原料を用いる植物鞣し、動物性の原料を用いる動物鞣し、金属や化学薬品を用いる合成鞣しなど、さまざまな方法があります。室鞣しは、動物鞣しの一種です。室鞣しでは、皮を塩漬けにした後に、石灰液に浸けて灰汁抜きをします。その後、皮を乾燥させます。乾燥させた皮を、水に浸して柔らかくします。柔らかくした皮を、なめし剤に浸けて鞣します。なめし剤には、クロム塩やアルミニウム塩などが用いられます。鞣した皮を、もう一度乾燥させます。乾燥させた皮を、仕上げ加工をして完成です。 室鞣しの前処理は、皮を鞣すための準備段階です。前処理では、皮に含まれる不純物を取り除き、鞣し剤が浸透しやすい状態にします。前処理の工程としては、皮を塩漬けにする、石灰液に浸けて灰汁抜きをする、皮を乾燥させる、などが含まれます。前処理を丁寧に行うことで、仕上がりの良い革製品を作ることができます。
革の加工方法に関すること

革製品の衛生加工:安全性と規制

革製品の衛生加工 は、革製品を微生物の汚染から守る重要なプロセスです。衛生加工は、革製品の安全性を確保し、消費者の健康を守るために不可欠です。 革製品の衛生加工には、さまざまな方法があります。最も一般的な方法は、革製品を化学薬品で処理することです。化学薬品は、微生物を殺す効果があります。また、皮革をなめす工程で使用する薬剤も衛生加工の一種です。なめしが行われた革は、微生物が繁殖しにくい性質を持っています。 衛生加工は、革製品の品質を維持するためにも重要です。微生物の汚染は、革製品の劣化を早める原因になります。衛生加工を行うことで、革製品の寿命を延ばすことができます。 革製品の衛生加工は、安全性と規制の観点からも重要です。衛生加工が行われていない革製品は、微生物の汚染による健康被害を引き起こす可能性があります。また、海外に輸出される革製品は、衛生加工を受けていることが義務付けられています。
レザーグッズに関すること

【革製品の用語】先芯の役割と種類

-先芯とは?- 先芯とは、靴の先端部分を立体的に保ち、つま先の形崩れを防ぐ役割を持つ芯材のことです。 先芯を入れることで、靴の見た目をきれいに保つことができ、また、つま先を圧迫から守ってくれるので、履き心地も良くなります。先芯には、主に樹脂製、金属製、複合材料製の3種類があります。樹脂製は最も一般的なタイプで、軽量で柔軟性に優れています。金属製は、樹脂製よりも硬く、耐久性に優れています。複合材料製は、樹脂と金属を組み合わせたもので、両方のメリットを兼ね備えています。
レザーバッグに関すること

革製品の用語『入りまち』について

革製品の用語『入りまち』について 『入りまち』とは、革製品の縫製方法のひとつで、革製品の端と端を縫い合わせることで、革同士が重なる部分のことを指します。 また、『入りまち』の縫製には、手縫いとミシン縫いの2種類があり、手縫いの場合は、革に穴を開けて糸を通すことで縫い合わせ、ミシン縫いの場合は、専用のミシンを使って革を縫い合わせます。 『入りまち』は、革製品の強度を高め、ほつれを防ぐために施されることが多いです。また、『入りまち』は、革製品のデザイン性を高めるためにも使われることがあります。