革製品の用語『りん』

革製品の用語『りん』

革製品を知りたい

革製品の用語『りん(は虫類のうろこ(鱗)がくっついて板状になったもので、角質板<かくしつばん>ともいう。カメの甲羅の表面をおおっているのが鱗板である。ワニは、後頭部にあたるところにある「後頭りん板」、頸部(頭と胴体とをつないでいる部分)にある特徴的な隆起のある「頸りん板」、背の部分にある「背りん板」がある。後頭りん板、頸りん板、背りん板の順で並んでいる。皮革業界では、頸りん板を「クラウン」と呼んでいる。)』とは何を意味しますか?

革製品の研究家

りんとは、ワニの鱗板のことです。

革製品を知りたい

鱗板には、後頭りん板、頸りん板、背りん板の3種類があるのですね。

革製品の研究家

その通りです。そして、皮革業界では、頸りん板を「クラウン」と呼んでいます。

りんとは。

革製品で使われる言葉「鱗(りん)」とは、爬虫類の皮膚を覆う小さな板のようなもので、角質板とも呼ばれています。カメの甲羅の表面を覆っているのも鱗板です。ワニの場合、頭の後方に「後頭麟板」、首に特徴的な隆起がある「頸麟板」、背中にある「背麟板」があります。この3つは、後頭麟板、頸麟板、背麟板の順に並んでいます。皮革業界では、頸麟板を「クラウン」と呼んでいます。

りんとは

りんとは

革製品の用語「りん」

りんとは
りんとは、革の表皮部分を薄く削り取ったものを指す革の用語です。りんは、革を柔らかくし、馴染みやすくするために施される加工の一種です。具体的な方法は、革の表皮部分を専用の機械で薄く削っていくことであり、表面を滑らかに整えるために行われることが多くあります。

りん加工を施される革は、一般的に牛革や馬革など、厚みのある革が用いられます。りん加工を施すことで、革の厚みを均一に整え、柔軟性や弾力性を高めることができます。

また、りん加工を施すことで、革の風合いを変えることができます。通常、革の表皮部分は毛穴やシワなどがあり、その風合いを活かした革製品も数多くあります。

しかし、りん加工を施すことで、革の表皮部分を滑らかに整えることができるため、より洗練された印象を与える革製品に仕上げることができます。

りん加工を施した革製品は、バッグや財布、靴など、さまざまなアイテムに使用されています。また、りん加工を施した革は、その柔軟性や弾力性を活かして、衣服に使用されることもあります。

カメの甲羅の鱗板

カメの甲羅の鱗板

カメの甲羅の鱗板とは、カメの甲羅を覆う鱗状の板のことである。鱗板は、皮膚が角質化したもので、カメの体を保護する役割を果たしている。カメの甲羅の鱗板は、種類によって形や大きさが異なる。

カメの甲羅の鱗板は、カメの健康状態を判断する指標にもなる。鱗板が欠けたり、割れたりしている場合は、カメが何らかの健康問題を抱えている可能性がある。また、鱗板が白っぽくなったり、変色したりしている場合は、カメが病気になっている可能性がある。

カメの甲羅の鱗板は、カメの年齢を推定する目安にもなる。鱗板は、カメが成長するにつれて大きくなり、厚くなる。そのため、鱗板の大きさや厚さを調べれば、カメの年齢をある程度推定することができる。

ワニの鱗板

ワニの鱗板

ワニの鱗板とは、ワニの皮膚を覆うウロコのことです。水生爬虫類のワニは、体の下面が柔らかいですが、背面は硬く鱗板で覆われています。鱗板は、ワニの体を水から守り、傷から守る役割をしています。また、ワニは鱗板を擦り合わせて音を出して、仲間とコミュニケーションをとっています。

ワニの鱗板は、ワニ革の貴重な材料です。ワニ革は、その独特の風合いで、昔から高級品として珍重されてきました。ワニ革は、主にバッグ、靴、ベルトなどのファッション小物に使用されています。ワニ革は、丈夫で長持ちするため、長く愛用することができます。

皮革業界でのクラウン

皮革業界でのクラウン

革製品の用語である「りん」には、皮革業界においてクラウンと呼ばれる部位があります。クラウンとは、動物の背中の部分の革のことを指し、キズが少なく、繊維が緻密で丈夫なことから、高級革製品によく使用されます。クラウンは、革製品の中でも特に重要な部分であり、その品質が製品の価値を左右します。そのため、クラウンを使用する革製品は、丁寧な手入れやメンテナンスが必要になります。クラウンを正しくケアすることで、製品の寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。

革製品におけるりんの活用

革製品におけるりんの活用

革製品におけるりんの活用

革製品の製造においては、革の仕上げ段階で「りん」と呼ばれる加工が行われます。りんとは、革の表面に光沢や風合いを出すために、ワックスや油分を塗布する工程のことです。

りんには、革の種類や用途によって様々な方法があります。例えば、ワックスを塗布する「ワックスりん」や、ロウを塗布する「ロウりん」、油分を塗布する「オイルりん」などがあります。ワックスりんは、革に光沢と撥水性を与える効果があります。ロウりんは、革に堅牢さと耐久性を与える効果があります。オイルりんは、革に柔軟性としなやかさを与える効果があります。

りんは、革製品の風合いを大きく左右する工程であり、職人の技量が問われるところです。また、りんの方法は、革製品の用途によって使い分けられます。例えば、靴やバッグなどのファッションアイテムには光沢感のあるワックスりんが、ソファやチェアなどの家具には堅牢性のあるロウりんが、グローブやブーツなどのアウトドア用品には柔軟性のあるオイルりんが行われることが多いです。

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