革靴の世界:オックスフォードとは
革製品を知りたい
革製品の用語『オックスフォード』について教えてください。
革製品の研究家
オックスフォードとは、ひも付き短靴の総称で、17世紀イギリスのオックスフォード大学の学生が短靴を履き出したことから名づけられました。
革製品を知りたい
なるほど、オックスフォードは短靴を履き出したことから名づけられたんですね。
革製品の研究家
はい、そして19世紀から現在のような短靴となりました。紳士、婦人、子供靴に用いられ、甲の高さをひもで調節できる機能的なものです。
オックスフォードとは。
革製品の用語「オックスフォード」とは、ひも付き短靴を総称する言葉です(アメリカ英語、イギリス英語では内羽根式の総称)。17世紀のイギリス、オックスフォード大学の学生が短靴を履き出したことに由来し、19世紀以降現在の形になりました。紳士用、婦人用、子供用の靴として使われ、ひもで甲の高さを調節できる機能的な靴です。タウン、ビジネス、カジュアルなどあらゆる用途に用いられ、サドルオックスフォードや職能靴として使われるナースオックスフォードなどがあります。
オックスフォードの誕生
オックスフォードの誕生
1600年代、英国のオックスフォード大学で学生が履いていた、くるぶしより高く、紐で結ぶ靴は「オックスフォード」と呼ばれ、英国、アメリカの学生の定番の履物となり、1800年代に一般にも広まり、今日ではドレスシューズの定番の靴です。
オックスフォードの特徴
オックスフォードの特徴
オックスフォードの特徴は、他の靴のデザインとは一線を画す、エレガントで洗練されたデザインです。その特徴は、つま先のシェイプと履き口のデザインにあります。つま先は、ラウンドトウまたはスクエアトウが一般的で、どちらのデザインも、上品でスマートな印象を与えます。履き口は、ストレートチップまたはウィングチップが代表的なデザインです。ストレートチップは、つま先とかかとの縫い目が一直線に並ぶシンプルなデザインで、飽きのこない佇まいが魅力です。ウィングチップは、つま先とかかとに羽のような模様の入ったデザインで、装飾的なアクセントが効いています。
オックスフォードの用途
オックスフォードの用途は、そのスタイルによって異なります。カジュアルなオックスフォードは、ジーンズやチノパンと合わせれば、ビジネスカジュアルな装いになります。 フォーマルなオックスフォードは、スーツやタキシードと合わせれば、フォーマルな装いになります。 オックスフォードは、ビジネス、結婚式、葬式など、さまざまな場面で活躍する万能な靴です。
オックスフォードは、その用途の広さから、男性のワードローブに欠かせないアイテムです。ビジネスシーンで活躍するのはもちろん、カジュアルなシーンにも適しています。例えば、ジーンズにオックスフォードを合わせれば、スマートカジュアルなスタイルになります。また、チノパンにオックスフォードを合わせれば、休日のお出かけにぴったりのスタイルになります。
オックスフォードのスタイル
オックスフォードのスタイルは、ビジネスやフォーマルなシーン、そしてカジュアルなシーンまで、さまざまなシーンに対応できます。最も人気のあるスタイルは、プレーントゥオックスフォードです。これは、表面に装飾がなく、シンプルなデザインのオックスフォードです。プレーントゥオックスフォードは、ビジネスやフォーマルなシーンに適しています。
また、ウィングチップオックスフォードも人気のあるスタイルです。これは、つま先にW型の装飾があるオックスフォードです。ウィングチップオックスフォードは、ビジネスやカジュアルなシーンに適しています。
また、モカシンオックスフォードも人気のあるスタイルです。これは、つま先に縫い目があるオックスフォードです。モカシンオックスフォードは、カジュアルなシーンに適しています。
これらの他にも、さまざまなスタイルのオックスフォードがあります。自分の好みに合ったオックスフォードを選ぶことで、ファッションを楽しむことができます。
オックスフォードのお手入れ方法
オックスフォードのお手入れ方法は、革靴のお手入れ方法とほぼ同じです。まず、埃などの汚れを柔らかいブラシで落とします。そして、革に栄養を与えるために、クリームを塗ります。クリームは、浸透性の良いものがおすすめです。塗ったら、乾いた布で磨きます。このとき、強い力で磨かないように注意してください。最後に、防水スプレーをかけて、靴を保護します。
オックスフォードは、デリケートな革で作られているものが多いので、お手入れを怠ると傷んでしまいます。履いた後は、必ず汚れを落として、クリームを塗るようにしてください。また、長時間履いた後は、靴の中を風通しの良い場所で乾燥させてください。そうすることで、靴を長持ちさせることができます。