革製品の用語:『こがし仕上げ』とは?
革製品を知りたい
革製品の用語「こがし仕上げ」について教えてください。
革製品の研究家
こがし仕上げとは、表面コーティングを施していないタンニン鞣し革(ぬめ革)、又はコンビ鞣し革の表面を、摩擦熱によってこがし模様をつける仕上げのことです。
革製品を知りたい
こがし仕上げは、どのような製品に使用されているのでしょうか?
革製品の研究家
こがし仕上げは、ウエスタンブーツやカジュアルシューズの甲革の仕上げとしてよく用いられています。
こがし仕上げとは。
「こがし仕上げ」とは、表面コーティングを施していないタンニン鞣し革(ぬめ革)、またはコンビ鞣し革の表面を、摩擦熱によってこがし模様をつける仕上げのことです。ウエスタンブーツやカジュアルシューズの甲革の仕上げとしてよく使用されています。
通常は、高速回転(1,000~1,500rpm)の綿ブラシにこがし専門ワックスをすり込み、靴をあててこがす方法がとられます。着色ワックスを使用して効果を強めることもできます。
『こがし仕上げ』とは?
「こがし仕上げ」とは、革製品の表面をわざと焦がして仕上げた加工方法のことです。革製品に独特の風合いやヴィンテージ感を出すことができます。焦がしの程度によって、焦がし加工による色味は黒~茶色など様々です。
この仕上げは、革製品の表面をバーナーやコンロなどの熱源で加熱して行います。熱源で革の表面を焦がすことで、表面が硬くなり、耐久性が増します。また、焦がし加工による色味は黒~茶色など様々です。焦げ目が薄い場合は、焦がし加工で革が柔らかくなり、使い込むほどに味が出てきます。
「こがし仕上げ」は、革製品の表面を焦がして仕上げた加工方法です。この加工方法は、革製品に独特の風合いやヴィンテージ感を出すことができます。また、「こがし仕上げ」を施した革製品は、耐久性や撥水性に優れているという特徴があります。
『こがし仕上げ』の製法
『こがし仕上げ』の製法
『こがし仕上げ』は、革を焼くことによって独特な風合いを出す加工方法です。革を焼くと、表面が焦げて炭化し、独特の模様や色合いが生まれます。この加工方法は、古くから革製品の製造に使用されており、現在でも多くの革製品に用いられています。
『こがし仕上げ』の製法は、まず革を染色します。染色した後、革を焼いて焦がしていきます。焦がし方は、革の種類や厚さ、 desired effectによって異なります。革を焼きすぎると、革が脆くなってしまうため、注意が必要です。
革を焼き終えたら、焦げた部分をブラシで取り除きます。焦げた部分をすべて取り除くと、革の表面に独特の模様や色合いが現れます。この模様や色合いは、革の種類や焼き方によって異なります。
『こがし仕上げ』は、革に独特の風合いを出すことができる加工方法です。この加工方法は、古くから革製品の製造に使用されており、現在でも多くの革製品に用いられています。
『こがし仕上げ』のメリットとデメリット
-『こがし仕上げ』のメリットとデメリット-
『こがし仕上げ』とは、革に火で熱を加えて表面を焦がして仕上げる加工法のことです。焦がすことで、革に独特な風合いと味わいが出ます。また、革の表面が硬くなることで、傷や汚れが付きにくくなり、耐久性が高まります。しかし、『こがし仕上げ』には、メリットとデメリットの両面があります。
メリットは、何と言ってもその独特の風合いと味わいでしょう。焦がすことで生まれるムラや濃淡は、他の加工法では出せない独特の表情を作り出します。また、革の表面が硬くなることで、傷や汚れが付きにくくなり、耐久性が高まります。デメリットは、焦がすことで革の表面が硬くなり、柔軟性や通気性が失われてしまうことです。また、焦がすことで、革の風合いが損なわれてしまうこともあります。
『こがし仕上げ』が使われる製品
「こがし仕上げ」は、革の表面を焦がして特殊な風合いを出す加工法です。革の強度が増し、使い込むほどに味が出るという特徴があります。そのため、鞄や財布、ブーツなど、耐久性が求められる製品に使用されることが多いです。また、「こがし仕上げ」は、革に独特の光沢と色合いを与えるため、高級感を出したい製品にもよく使われています。代表的な製品としては、ビジネスバッグやステッチが施された財布、高級感のあるブーツなどがあります。
『こがし仕上げ』のお手入れ方法
『こがし仕上げ』のお手入れ方法
『こがし仕上げ』のお手入れ方法としては、まず、汚れを柔らかい布で拭き取ります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液に浸した布で拭きます。その後、よく水洗いして、柔らかい布で水気を取ります。仕上げに、革用クリームを薄く塗布して、布で磨きます。
また、『こがし仕上げ』の製品は、水や汚れに弱いので、濡らさないように注意することが大切です。また、直射日光や高温にさらさないようにすることも大切です。保管する際は、風通しの良い場所で保管します。