革製品の用語『しゃり味』について

革製品の用語『しゃり味』について

革製品を知りたい

革製品の用語『しゃり味』について教えてください。

革製品の研究家

しゃり味とは、革の表面の感触をあらわす風合い評価用語の一つです。もともと麻織物の感じを表現するための用語でしたが、革にも用いられるようになりました。

革製品を知りたい

具体的にはどのような感じを言うのでしょうか?

革製品の研究家

しゃり味のある革は、腰があり、肌にべとつかず、涼感があると総合して評価されます。夏用の衣料品に適しているといえます。

しゃり味とは。

革製品の用語「しゃり味」とは、革の表面の感触を表現する風合い評価用語です。もともとは麻織物の肌触りを表現するための用語で、腰があり、肌にまとわりつかず、さらっとしていればしゃり味が大きいと言われます。夏の衣料の生地に求められる性質です。

綿布にしゃり味を与えるには、擬麻加工(水に溶けない合成糊剤または合成樹脂に浸漬したり吹きつけたりする一種の硬化加工)を行います。

しゃり味とは何か?

しゃり味とは何か?

しゃり味とは、革製品に特有のざらついた感触のことです。 革製品の表面を指でなでると、細かい凹凸が感じられるのが特徴です。これは、革製品の製造工程で、革の表面をやすりでこすったり、サンドペーパーで磨いたりして、わざとざらつきを持たせることで生まれます。

しゃり味は、革製品の風合いを良くし、高級感を出す効果があります。また、滑りにくいという特徴もあるため、財布やバッグなどの小物にもよく用いられます。

しゃり味は、革の種類や製造方法によって異なります。 一般的に、硬い革ほどしゃり味が強く、柔らかい革ほどしゃり味は弱くなります。また、製造工程で革の表面を強くやすりでこすったり、サンドペーパーで磨いたりすると、しゃり味が強くなります。

しゃり味は、革製品の風合いを良くし、高級感を出す効果があります。また、滑りにくいという特徴もあるため、財布やバッグなどの小物にもよく用いられます。

しゃり味が与える印象

しゃり味が与える印象

しゃり味が与える印象

革製品の用語として使われる「しゃり味」は、革の表面が手に触れたときに感じるざらついた感触のことを指します。

しゃり味のある革は、革本来の質感や風合いを楽しむことができ、使い込むほどに味わいが出てくる特徴があります。

また、しゃり味のある革は、傷や汚れが目立ちにくく、耐久性にも優れています。

しゃり味のある革製品は、バッグや財布、靴など、さまざまなアイテムに使用されており、その独特の風合いが人気を集めています。

しゃり味のある革は、経年変化を楽しめる素材であるため、長く愛用できるアイテムを探している人におすすめです。

しゃり味のある革の特徴

しゃり味のある革の特徴

しゃり味のある革の特徴は、独特の触り心地にあります。しっとりとなめらかですが、かといってベトベトしたものではありません。さらさらとした中にもしっかりとハリがあり、肌に吸い付くような感覚があります。また、見た目は細かいしわが寄っているのが特徴です。一般に牛革にのみ見られる特徴です。

しゃり味のある革は、使っていくうちにどんどん艶が出てきます。これは、革に含まれる油分が表面に染み出し、革をコーティングしていくためです。艶が出ることで、革の耐久性が上がり、より長持ちするようになります。

しゃり味のある革は、比較的丈夫で傷がつきにくいという特徴もあります。これは、革の繊維が密に詰まっているためです。傷がつきにくいということは、お手入れが簡単であるということでもあります。

しゃり味のある革の製造方法

しゃり味のある革の製造方法

しゃり味のある革の製造方法

革のしゃり感は、革の表面に微細なシワができることで生まれるものです。このシワができる理由は、革の表面をやすりなどで削ったり、化学薬品で処理したりすることによって、革の表面の繊維が部分的に削り取られたり、損傷したりすることです。そうすることで、革の表面がザラザラとした感触になり、光を乱反射してキラキラとした輝きが生まれます。

しゃり味のある革の製造方法は、主に2つあります。

1. -機械による加工- 革の表面をやすりなどで削ってシワを作る方法です。この方法では、革の表面を均一に削ることができるため、美しいしゃり感を出すことができます。ただし、機械による加工は、革にダメージを与える可能性があるため、熟練した職人によって行われる必要があります。

2. -化学薬品による加工- 革の表面を化学薬品で処理してシワを作る方法です。この方法では、革の表面を均一に削ることはできませんが、機械による加工よりも革にダメージを与えにくいというメリットがあります。化学薬品による加工は、主にクロム鞣しの革に対して行われます。

しゃり味のある革の活用例

しゃり味のある革の活用例

しゃり味のある革の活用例

しゃり味のある革は、その独特な風合いを生かして、さまざまな革製品に使用されています。

たとえば、バッグや財布などの小物類は、しゃり味のある革を使用することで、高級感や耐久性を演出することができます。また、ソファや椅子などの家具に使用することで、温かみのある雰囲気を出すことができます。

さらに、しゃり味のある革は、靴の素材としても人気があります。しゃり味のある革で作られた靴は、足に馴染みやすく、履き心地が抜群です。また、耐久性にも優れているため、長く愛用することができます。

このように、しゃり味のある革は、その独特な風合いを生かして、さまざまな革製品に使用されています。

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