革製品の動的耐水度とは?/測定方法と試験用セル

革製品の動的耐水度とは?/測定方法と試験用セル

革製品を知りたい

動的耐水度の試験方法にはどのようなものがありますか?

革製品の研究家

動的耐水度の試験方法には、ペネトロメーター法とメーサ法の2種類があります。

革製品を知りたい

ペネトロメーター法とメーサ法の違いは何ですか?

革製品の研究家

ペネトロメーター法は、試験片を半円筒形状の舟形にして、水を部分的に浸しながら屈曲させる試験方法です。メーサ法は、サンプルを折りたたむような形で試験をする方法です。両者の試験方法は全く異なるので比較することはできません。

動的耐水度とは。

革製品の用語「動的耐水度」とは、歩行をシミュレートした動的な条件での耐水度を試験する方法です。すべての柔軟な革に適用可能ですが、靴の甲革が対象となることが多いです。JIS規格のK6550の静的な耐水度試験とは、革を屈曲させながら試験をする点で異なります。

ISO規格の5403-12002/IULTCS/IUP10-1ペネトロメーター法がこれまでISOで規定されていましたが、現在、ISODIS5403-2/IULTCS/IUP10-2メーサ法が審議されています。

ペネトロメーターでは、試験片を半円筒形状の舟形にして、水を部分的に浸しながら屈曲させます。水が試験片を通過するまでの時間、一定時間後に試験片が吸収した水分量、規定時間に浸透した水分量も測定できます。

メーサ法では、サンプルを折りたたむような形で試験をします。両者の試験方法は全く異なるので、比較することはできません。

ここでは、ペネトロメーターを使用した試験法(ISO規格の5403-12002/IULTCS/IUP10-1)について紹介します。75×60mmの試験片を舟形にし、試験片の外側が水に接するように浸漬して屈曲させます。あらかじめ、スティッフネス試験機で圧縮率を決めておきます。ソフト革では15%、硬い革では5%で、中間に7.5%、10%があります。屈曲回数は、1分間に53回というサイクルで行います。水の侵入による電気抵抗の変化で、水が試験片に浸透するまでの時間を評価します。測定項目は、試験片が水に浸透するまでの時間、一定時間後の透過水分量、試験片の吸水率です。

ドイツの皮革産業、靴工業会では、冬物ブーツの甲革は60分以上、その他の靴用甲革は30分以上、防水革は120分以上と規定しています。

革製品の動的耐水度

革製品の動的耐水度

革製品の動的耐水度とは
それは、革製品に一定の圧力をかけながら水をかける試験により測定される、革製品が水に対してどれだけ耐えられるかを示す指標です。革製品の動的耐水度は、製品の耐久性や快適性を評価するために重要な指標です。

革製品の動的耐水度は、革の種類、厚み、加工方法などによって異なります。一般的に、革の種類では、牛革や豚革などの動物性革よりも、合成革の方が動的耐水度が高い傾向があります。革の厚みでは、厚い革の方が動的耐水度が高い傾向があります。革の加工方法では、防水加工が施された革の方が動的耐水度が高い傾向があります。

革製品の動的耐水度は、JIS L 1099によって測定されます。JIS L 1099は、革製品の動的耐水度の測定方法を定めた規格です。JIS L 1099に基づいて、革製品の動的耐水度は、試験用セルを用いて測定されます。

静的耐水度試験との違い

静的耐水度試験との違い

静的耐水度試験と動的耐水度試験は、革製品の耐水性を評価するための2つの異なる試験方法です。静的耐水度試験では、革製品を一定時間水に浸し、その後の状態を評価します。動的耐水度試験では、革製品を水中で曲げたり伸ばしたりしながら、その耐水性を評価します。

静的耐水度試験では、革製品を一定時間水に浸した後、その表面の外観や、内部の水分含有量を測定します。表面の外観は、シワやひび割れなどの有無をチェックします。内部の水分含有量は、革製品の重量を測定して、その変化量を計算します。

動的耐水度試験では、革製品を水中で曲げたり伸ばしたりしながら、その耐水性を評価します。曲げたり伸ばしたりする速度は、革製品の使用状況に応じて設定します。曲げたり伸ばしたりした後、革製品の表面の外観や、内部の水分含有量を測定します。表面の外観は、シワやひび割れなどの有無をチェックします。内部の水分含有量は、革製品の重量を測定して、その変化量を計算します。

動的耐水度試験は、静的耐水度試験よりも厳しい試験方法です。動的耐水度試験では、革製品を曲げたり伸ばしたりしながら水にさらすため、革製品の耐水性がより正確に評価できます。

ISO5403-12002/IULTCS/IUP10-1(ペネトロメーター法)

ISO5403-12002/IULTCS/IUP10-1(ペネトロメーター法)

革製品の動的耐水度は、革の表面に水を加えて、その水の浸透速度を測定することで評価されます。この試験方法は、日本工業規格(JIS)、国際標準化機構(ISO)、国際皮革産業界技術評議会連盟(IULTCS)など、さまざまな規格で規定されています。

JISでは、JIS K 6715「革製品の耐水度試験方法」で規定されており、ISOでは、ISO 5403-12002「皮革 – 水の動的耐水度 – 部分3ペネトロメーター法」で規定されています。IULTCSでは、IUP10-1「皮革 – 水の動的耐水度 – 部分1ペネトロメーター法」で規定されています。

これらの規格では、いずれも、革の表面に一定量の水を滴下し、その水の浸透速度を測定することで評価されます。測定方法は、ペネトロメーター法、ウォーターエボリューション法、ウェイト法などがあり、それぞれ異なる方法で水の浸透速度を測定します。

ペネトロメーター法は、最も一般的な方法で、革の表面に一定量の水を滴下し、その水の浸透速度を測定します。ペネトロメーター法では、ペネトロメーターと呼ばれる測定器を使用し、ペネトロメーターの針が革の表面に浸透するまでの時間を測定します。この測定時間は、革の耐水度を示す値として用いられます。

ISODIS5403-2/IULTCS/IUP10-2(メーサ法)

ISODIS5403-2/IULTCS/IUP10-2(メーサ法)

ISODIS5403-2/IULTCS/IUP10-2(メーサ法)
これは、革製品の動的耐水度を測定するための試験方法で、IULTCS(国際皮革技術者協会)とIUP(国際皮革協会)によって共同で策定されました。この試験方法は、革製品に一定の量の液体を吹き付けて、その液体が革製品に浸透するまでの時間を測定することによって、革製品の耐水性を評価します。この試験方法は、革製品の耐水性を評価するための一般的な方法として広く使用されており、革製品の品質管理や研究開発などに活用されています。

測定項目

測定項目

革製品の動的耐水度を測定する項目は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、革の表面から水が浸透するまでの時間である「浸透時間」です。これは、革の表面が水を弾く性質を示す撥水性と、革内部の水の動きやすさを示す透湿性を考慮した指標です。

2つ目は、革の内部に浸透した水の量である「吸水量」です。これは、革が水を吸収する能力を示し、革の厚みや密度、繊維構造などの影響を受けます。

3つ目は、革の内部に浸透した水の抜けやすさを示す「放出速度」です。これは、革の通気性や透湿性と関係しており、革が水分を放出して乾燥しやすいかどうかを示す指標です。

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