革製品の用語『ナイフカット』について

革製品を知りたい
革製品の用語『ナイフカット(剥皮のために行う皮下組織へのナイフカットが真皮に及んだために生ずる原皮損傷。傷の深さ、大きさにより、肉面から毛生面まで刃が通った傷をブッチャーカット(butchercut)、皮の内面を広くえぐり取った傷をゴウジ(gouge)*、真皮中央層まで侵入している刃傷をスコア(score)と呼んで区別している。これらの損傷がある皮は、その程度により下級に格付けされる。)』について教えてください。

革製品の研究家
ナイフカットとは、皮を剥ぐときにナイフを使うことで生じる原皮の損傷のことをいいます。

革製品を知りたい
ナイフカットには、ブッチャーカット、ゴウジ、スコアの3種類があるんですよね。

革製品の研究家
そうです。ブッチャーカットは、肉面から毛生面まで刃が通った傷、ゴウジは、皮の内面を広くえぐり取った傷、スコアは、真皮中央層まで侵入している刃傷のことをいいます。
ナイフカットとは。
革製品の用語「ナイフカット」とは、革を剥ぐために皮下組織をナイフで切った際に、その傷が真皮にまで及んでしまうことによって生じる皮の損傷のことをいいます。
傷の深さや大きさによって、肉面から毛生面まで刃が通った傷を「ブッチャーカット」、皮の内側を広くえぐり取った傷を「ゴウジ」、真皮の中央層まで侵入している刃傷を「スコア」と呼び分けています。
これらの損傷がある革は、その程度によって下級品とみなされます。
『ナイフカット』とは

革製品の用語「ナイフカット」について
「ナイフカット」とは、なめした革の表面をナイフで削って、毛羽立たせた状態のことです。 革に傷をつけているわけではなく、あくまで表面を削っているだけなので、革の強度を損なうことはありません。 ナイフカットは、革製品に独特の風合いと表情を与えることから、近年では人気が高まっています。
ナイフカットの方法は、革の厚さや風合いによって異なります。一般的に、厚い革は薄手の革よりもナイフカットが難しく、また風合いも大きく異なります。 ナイフカットには、ヘアオンとヘアオフの2種類があります。ヘアオンは、革の表面に毛を残したままナイフカットすることで、ワイルドな風合いになります。一方、ヘアオフは、革の表面の毛を剃り落としてからナイフカットすることで、より上品な風合いになります。
ブッチャーカットとは

ブッチャーカットとは、革製品の裁断技術の一種であり、その特徴は、革の縁にのこぎり状の切り込みを入れることです。この切り込みは、革製品に表情や立体感を出す効果があり、また、革の伸縮性を高めて、製品にフィット感を出す役割もあります。ブッチャーカットは、バッグや財布などの小物から、ブーツやシューズなどの履物まで、幅広い革製品に使用されています。
ブッチャーカットは、熟練した職人による手作業によって行われることが多く、製品の品質に大きく影響します。切り込みの深さや幅、間隔などは、製品のデザインや革の質に合わせて調整する必要があり、職人の技量が試される工程です。
ブッチャーカットを施した革製品は、独特の風合いと高級感があり、多くの人から愛されています。また、革の経年変化によって、切り込みがより深まり、表情豊かになっていくのも魅力です。
ゴウジとは

ゴウジとは
ゴウジとは、革製品を美しく仕上げるために用いる特殊な革包丁のことです。革製品の表面に、切れ込みを入れたり、穴を開けたり、模様を彫ったりするのに使用されます。ゴウジには、さまざまな形状のものがあり、それぞれに異なる用途があります。例えば、直線的な切れ込みを入れるための直線ゴウジ、曲線的な切れ込みを入れるための曲線ゴウジ、穴を開けるための丸ゴウジ、模様を彫るための彫刻ゴウジなどがあります。ゴウジは、革製品の制作において欠かせない道具であり、熟練した職人によって巧みに使いこなされています。
スコアとは

スコアとは、革製品の表面に意図的に傷を付けること。革製品の強度を高めたり、装飾性を高めたりするために用いられる。スコアを入れることで、革の表面に切れ目を入れ、切れ目に沿って革が曲げやすくなる。これにより、革製品の強度が高まり、破れにくくなる。また、スコアを入れることで、革の表面に装飾的な模様を入れることができる。スコアの入れ方は、革製品の用途やデザインによって異なる。一般的には、鋭利なナイフやカッターを使用して、革の表面に切れ目を入れる。切れ目の深さは、革の厚みによって異なるが、一般的には1~2mm程度である。スコアの入れ方は、革製品の強度や装飾性を高めるための重要な要素であり、革製品の設計や製造において重要な役割を果たしている。
ナイフカットのある革の格付け

ナイフカットのある革の格付け
ナイフカットの有無は、革の品質を判断する上で重要な要素である。ナイフカットのある革は、ナイフカットのない革よりも品質が劣るとされる。ナイフカットは、革の強度を低下させ、耐久性を損なうためである。
ナイフカットのある革の格付けは、ナイフカットの大きさや深さによって異なる。ナイフカットが大きく深いほど、革の品質は低くなる。逆に、ナイフカットが小さく浅いほど、革の品質は高くなる。ナイフカットのある革であっても、ナイフカットが小さく浅い場合は、品質がそれほど低下しないこともある。
ナイフカットのある革は、一般的には安価で販売されている。ナイフカットのある革は、品質が劣るため、高価な革よりも安価に販売されている。ナイフカットのある革は、安価な革製品に使用されることが多い。
