革製品の用語『エスパドリーユ(フランスとスペイン特有の靴)の豆知識とは?
革製品を知りたい
先生、エスパドリーユって、どのような靴ですか?
革製品の研究家
エスパドリーユは、フランスとスペイン特有の靴です。底がジュート麻で、甲は布を用いた履き物です。素足に履き、海浜の岩の上でも滑らないのが特徴です。スペインではアルパハータとも呼ばれています。
革製品を知りたい
ジュート麻って、どんな素材ですか?
革製品の研究家
ジュート麻は、黄麻の一種です。丈夫で水に強く、古くから縄や布の原料として利用されてきました。近年では、環境に優しい素材として注目を集めています。
エスパドリーユとは。
「エスパドリーユ」とは、フランスとスペインでよく見られる伝統的な靴です。麻(ジュート)で編まれた丈夫な底と、布で作られたアッパーが特徴です。素足で履いても岩の上で滑らず、海辺の岩の上を歩くのに最適な靴として知られています。スペインではアルパハータとも呼ばれます。
フランスとスペインが生んだ革製品の用語『エスパドリーユ’
革製品の用語『エスパドリーユ』の豆知識とは?
エスパドリーユは、フランスとスペイン特有の靴です。その名の由来は、スペイン語の「エスパルト」に由来します。エスパルトとは、地中海沿岸に自生するイグサの一種です。このイグサで編まれた草履のような履物を、エスパドリーユと呼びます。日本ではこの語はあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスやスペインでは夏によく履かれる履物です。近年では、ファッションアイテムとしても注目されるようになり、日本でも知名度が高まっています。
エスパドリーユは、その軽さと通気性の良さから、夏にぴったりの履物です。また、その素朴なデザインは、どんな服装にも合わせやすいという特徴もあります。さらに、エスパドリーユは比較的安価なことも魅力のひとつです。
エスパドリーユの起源と歴史
エスパドリーユの起源と歴史
エスパドリーユは、フランスとスペインにまたがるピレネー山脈の麓にある小さな村で、何百年もの間作られてきた伝統的な靴です。この靴は、丈夫な麻の生地で作られたアッパーと、ジュートや麻で編まれたソールが特徴です。エスパドリーユは、軽くて通気性に優れており、暑い気候に最適な靴として知られています。
エスパドリーユの起源は、古くは古代ローマ時代までさかのぼると言われています。当時、兵士たちは麻とジュートでできたサンダルを履いており、これがエスパドリーユの原型になったと考えられています。その後、エスパドリーユはフランスとスペインの農民の間で人気を博し、やがて世界中に広がっていきました。
19世紀になると、エスパドリーユはファッションアイテムとして注目されるようになりました。1950年代には、映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンがエスパドリーユを履いたことで、エスパドリーユは世界中で大流行しました。その後も、エスパドリーユは多くのデザイナーによって取り上げられ、現在では夏に欠かせない定番アイテムとなっています。
エスパドリーユの特徴
エスパドリーユとは、フランスとスペイン特有の靴で、ジュート麻で作られたロープ状のソールと、キャンバスや革などのアッパーを組み合わせたサンダルやスリッポンです。 エスパドリーユは、13世紀頃からヨーロッパで履かれていたとされており、その起源は古く、地中海沿岸の農民や漁師が履いていた靴に由来すると言われています。
エスパドリーユの特徴は、何といってもその履きやすさと涼しげな見た目です。ジュート麻のソールはクッション性があり、長時間履いても疲れにくく、また、キャンバスや革などのアッパーは通気性が良く、夏場に最適な靴です。
また、エスパドリーユは比較的安価なことから、普段使いの靴として広く親しまれています。近年では、ファッション性の高いエスパドリーユも登場しており、若い女性を中心に人気を集めています。
エスパドリーユの選び方
エスパドリーユの選び方
エスパドリーユは、フランスとスペインで古くから愛されている伝統的な靴です。ジュート麻を使用した靴底と、キャンバスや革を使用したアッパーが特徴で、その見た目の可愛らしさと履き心地の良さが魅力です。
エスパドリーユを選ぶ際には、まずサイズ感に注意しましょう。エスパドリーユは、基本的に裸足で履くことを想定して作られているため、通常のスニーカーや革靴よりも少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。また、エスパドリーユはジュート麻を使用しているため、履き始めは少し硬く感じるかもしれませんが、履いていくうちに足に馴染んできて履きやすくなります。
エスパドリーユを選ぶ際にはデザインにも注目しましょう。エスパドリーユは、ベーシックなデザインから個性的なデザインまで、さまざまな種類があります。自分のファッションスタイルに合わせて、お気に入りのデザインを選びましょう。
エスパドリーユは、お手入れも簡単です。汚れが気になるときは、水で濡らした布で拭き取ればOKです。ただし、エスパドリーユは水に弱いので、雨の日はできるだけ履かないようにしましょう。
エスパドリーユのお手入れ方法
エスパドリーユのお手入れ方法
エスパドリーユのお手入れで最も重要なのは、使用後すぐに汚れを落とすことです。汚れを落とす際は、水で濡らした布で軽く拭き取ってください。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で拭いても構いません。エスパドリーユを洗った後は、風通しの良い場所で陰干ししてください。直射日光に当てると、革が傷んでしまうので注意してください。
エスパドリーユのソールは、麻で編まれているため、湿気に弱いという特徴があります。そのため、エスパドリーユを履いた後は、必ず風通しの良い場所で保管してください。また、エスパドリーユを長時間履いた後は、靴の中に消臭剤を入れておくことをおすすめします。
エスパドリーユの革が傷んできた場合は、革専用のクリームで磨いてください。革のクリームは、エスパドリーユの革に栄養を与えて、傷を防いでくれます。エスパドリーユを履かない期間が長い場合は、クリームを塗った後、新聞紙を詰めて保管してください。新闻紙を詰めておくことで、エスパドリーユの型崩れを防ぐことができます。