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その他

革製品の用語『アミノ酸』について

アミノ酸とは何か? アミノ酸とは、タンパク質を構成する基本的な単位となる有機化合物です。その構造は、アミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)が、炭素原子(-C-)に結合したものです。アミノ酸は、生体内でさまざまな役割を果たしており、タンパク質の合成、エネルギーの産生、免疫機能の維持などに関与しています。アミノ酸は、肉、魚、卵、乳製品、豆類、ナッツ類などに多く含まれています。
レザーケアに関すること

革製品の用語『アセトン』について

「アセトンの性質とは?」 アセトンは、無色透明で刺激臭のある有機化合物です。沸点は56℃、融点は-95℃、比重は0.79です。水と任意の割合で混和し、エタノール、エーテル、クロロホルムなど多くの有機溶媒にも溶解します。引火性は高く、引火点は-20℃です。 アセトンは、化粧品、塗料、接着剤、爆発物の製造など、様々な産業で使用されています。また、溶媒として使用されることが多く、油脂、樹脂、塗料などを溶解するのに適しています。 アセトンは、人体にとって有害な物質です。吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐を引き起こすことがあります。また、皮膚に触れると、皮膚炎を起こすことがあります。アセトンを扱う際には、手袋や保護眼鏡を着用し、換気を十分に行う必要があります。
その他

革製品の用語『足入れサイズ』について

革製品の用語『足入れサイズ』について 革製品を扱う業界では、サイズを表す言葉としてよく使われる『足入れサイズ』という用語があります。 足入れサイズとは何か 革製品の足入れサイズは、革製品を履いたときに、足が靴の中で実際にどれだけの大きさになるかを表す尺度です。足入れサイズは、靴の長さ、幅、甲の高さ、つま先の形状など、さまざまな要素を考慮して決定されます。足入れサイズは、靴のサイズによって異なりますが、同じサイズの靴でも、足入れサイズが異なる場合があります。 足入れサイズは、革製品の履き心地に大きな影響を与えます。足入れサイズが小さすぎると、靴がきつくて足が痛くなります。逆に、足入れサイズが大きすぎると、靴が緩くて足が中で動いてしまい、歩きにくくなります。そのため、革製品を購入する際には、足入れサイズが自分に合ったものを選ぶことが大切です。
革の種類に関すること

革製品の用語『アリゲーター』の特徴と種類

-アリゲーターの特徴- アリゲーターは、ワニ目アリゲーター科に属する爬虫類の一種です。ワニに似ていますが、ワニよりも鼻先の丸みが強く、下顎に歯が隠れているのが特徴的です。生息地はアメリカ合衆国南東部や中国などであり、湿地帯や河川に生息しています。アリゲーターは、肉食性で魚類や鳥類、哺乳類などを捕食しています。アリゲーターの皮は、頑丈で耐久性があることから、革製品の素材として人気があります。 アリゲーターの皮は、その独特の模様と丈夫さで知られています。アリゲーターの皮は、ワニの皮よりも柔らかく、しなやかであるため、革製品に適しています。また、アリゲーターの皮は、水に強いという特徴もあります。そのため、カバンや財布、靴などの革製品によく使用されています。
革の加工方法に関すること

アンティーク仕上げとは?

アンティーク仕上げの種類 アンティーク仕上げには、いくつかの種類があります。 ひとつは、エイジング仕上げです。これは、家具や小物を使い古したように見せる仕上げです。エイジング仕上げには、さまざまな方法があり、例えば、家具に傷をつけたり、塗装を剥がしたり、金属を錆びさせたりするなどがあります。 もうひとつは、ヴィンテージ仕上げです。これは、家具や小物を古い時代に作られたように見せる仕上げです。ヴィンテージ仕上げには、さまざまな方法があり、例えば、家具や小物に経年変化による色褪せや汚れを再現したり、古い塗装を剥がしたり、金属を錆びさせたりするなどがあります。 また、シャビー仕上げというものもあります。これは、家具や小物を使い古してボロボロになったように見せる仕上げです。シャビー仕上げには、さまざまな方法があり、例えば、家具や小物に傷をつけたり、塗装を剥がしたり、金属を錆びさせたりするなどがあります。
革の種類に関すること

革製品の用語『アミメニシキヘビ』の意味と特徴

アミメニシキヘビとはどんなヘビ? アミメニシキヘビは、東南アジアに生息する大型のニシキヘビです。体長は2~3メートル程度で、最大で7メートルを超える個体も報告されています。体色は黒褐色で、黄色や白色の網目状の模様が入っています。この網目状の模様が「アミメ」と呼ばれ、アミメニシキヘビの名前の由来となっています。
その他

革製品の用語『アルキルベンゼンスルホン酸』について

革製品の用語『アルキルベンゼンスルホン酸』について アルキルベンゼンスルホン酸とは アルキルベンゼンスルホン酸とは、合成界面活性剤の一種で、アルキル基がベンゼン環に付加した構造を持っている。 洗剤、シャンプー、家庭用および工業用洗浄剤、工業用溶剤、潤滑剤および殺虫剤など、さまざまな製品に使用されている。
革の種類に関すること

革製品の用語『アンティロープ』について

アンティロープ革とは、アフリカなどの乾燥地帯に生息するウシ科の動物であるアンティロープの皮から作られた革のことです。主にカモシカ、カズアール、ボカスなど、アンテロープの一部の品種のみが革製品に使用されます。 アンティロープ革は、他の種類の革に比べて薄くて丈夫で、独特の光沢とシボ感があります。また、非常に柔らかくしなやかで、肌触りが良いのが特徴です。その表面は、細かい毛穴が並んでおり、独特の風合いを持っています。この細かな毛穴は、通気性に優れ、長期間の使用にも適しています。 アンティロープ革は、財布、バッグ、靴などの革製品に使用されることが多いです。また、その独特の風合いから、家具や小物などのインテリアにも使用されます。 アンティロープ革は、耐久性とファッション性を兼ね備えた革であるため、高級革製品の素材として人気があります。
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革製品用語集

革製品用語集 アイユーエルティーシーエスとは アイユーエルティーシーエス(IULTCS)とは、国際皮革・革製品技術者委員会連合(International Union of Leather Technologists and Chemists Societies)の略称です。皮革、毛皮、革製品、履物業界の専門家の国際的な組織であり、革の品質管理、革製品の製造技術、革製品の評価方法に関するガイドラインの作成や、革製品に関する研究開発の促進を行っています。 IULTCSは、1933年にロンドンで設立されました。当初は、皮革技術者や化学者のみで構成されていました。その後、革製品の製造業者や販売業者、消費者団体などが参加するようになり、現在では、40カ国以上から約1,000人のメンバーが参加しています。 IULTCSの活動は、以下の4つの委員会によって行われています。 * 品質管理委員会(Quality Control Committee) * 技術委員会(Technical Committee) * 研究開発委員会(Research and Development Committee) * 標準化委員会(Standardization Committee) 各委員会は、それぞれの専門分野に関するガイドラインを作成したり、研究開発プロジェクトを推進したりしています。また、IULTCSは、革製品に関する専門家の交流や情報交換を促進するために、定期的に国際会議やワークショップを開催しています。 IULTCSは、皮革、毛皮、革製品、履物業界にとって重要な組織です。IULTCSの活動は、革製品の品質向上、革製品の製造技術の進歩、革製品の評価方法の標準化に貢献しています。
革の種類に関すること

革製品の用語『アルカリ可溶化コラーゲン』とは?

-アルカリ可溶化コラーゲンの定義- アルカリ可溶化コラーゲンとは、アルカリ溶液に溶解できるようになったコラーゲンです。本来、コラーゲンはアルカリ溶液に不溶ですが、コラーゲンのペプチド結合をアルカリで部分的に加水分解することで、アルカリ溶液に溶解できるようになります。アルカリ可溶化コラーゲンは、食品、化粧品、医薬品などの様々な分野で使用されています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『アドバンティック仕上げ』とは?

アドバンティック仕上げとは、革製品の表面に特殊な加工を施して、革に自然な風合いと質感を付加する仕上げ方法のことです。牛革や馬革などの動物の皮をなめして作られた革は、本来は硬く、柔軟性に欠けています。そこで、アドバンティック仕上げでは、革を薬品に浸して柔らかくし、その後、革の表面をやすりで削ることで、革に自然な風合いと質感を付加します。また、アドバンティック仕上げは、革の表面にワックスを塗って、革の光沢を上げる工程も含まれています。 アドバンティック仕上げは、革製品に高級感と耐久性を与えることができます。アドバンティック仕上げが施された革製品は、使い込むほどに風合いが増し、味わい深い表情になっていきます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『アンモニア水』とは

アンモニア水とは、アンモニアを水に溶かした液体のことで、別名「水アンモニア」とも呼ばれています。常温常圧では無色透明の液体で、アンモニア特有の刺激臭があります。アンモニア水は、工業用・家庭用など幅広い用途で使用されています。 産業分野では、アンモニア水は、肥料、化学製品、医薬品、染料、殺菌剤の製造に使用されています。また、アンモニア水は、繊維の染色、金属の表面処理、皮革のなめしの工程にも使用されています。
革の加工方法に関すること

アニリン仕上げを知ろう!革製品の質感と特徴

アニリン仕上げとは、革製品の仕上げ加工の一種です。顔料仕上げや半顔料仕上げとは異なり、顔料や樹脂で革の色を塗らず、革本来の風合いを活かす仕上げのことをいいます。アニリン仕上げの革製品は、革本来の自然な色やシワ、毛穴などの風合いをそのまま生かした、ナチュラルな質感と表情が特徴です。また、革に染料で色をつけることで、より透明感があり、鮮やかな色合いに仕上げることができます。アニリン仕上げの革製品は、革本来の風合いを楽しみたい方や、経年変化を楽しみたい方に人気があります。
革鞣し(なめし)に関すること

灰汁鞣しとは?革製品の鞣し方法の一つ

灰汁鞣しとは、革製品の鞣し方法の一つです。革を鞣すとは、革を腐敗や変質から守り、柔らかく扱いやすいようにする方法のことです。灰汁鞣しは、古くから行われている伝統的な鞣し方法で、今でも多くの革製品に使用されています。 灰汁鞣しの特徴は、革にコシがあり、耐久性に優れていることです。また、灰汁鞣しは、革に独特の風合いを与えるため、高級感のある革製品に使用されることが多いです。灰汁鞣しの性質としては、革に含まれるタンニンが、灰汁によって不溶化し、革を強くします。また、灰汁鞣しは、革を柔らかくし、柔軟性を高めます。
革の加工方法に関すること

アルキド樹脂系塗料の知識

アルキド樹脂系塗料とは、アルキド樹脂という合成樹脂を主成分とした塗料のことです。アルキド樹脂は、油脂とフタル酸無水物などの酸を反応させて作られた樹脂です。アルキド樹脂系塗料は、速乾性、塗膜の光沢、耐久性に優れています。また、油性塗料の一種であり、溶剤としてシンナーを使用します。 アルキド樹脂系塗料は、建築物や船舶、自動車などの塗装によく使用されます。また、家具や家電製品の塗装にも使用されます。アルキド樹脂系塗料は、耐久性に優れているため、長期間使用することができます。また、塗膜の光沢が美しいという特徴もあります。
レザーバッグに関すること

革製品の用語『あおり』とは?

-あおりの役割と重要性- あおりは、革製品の強度を高め、形状を維持する役割を担っています。また、革製品の見た目を美しくする効果もあります。あおりがあることで、革製品に立体感が生まれ、高級感が出ます。加えて、あおりは、革製品の耐久性を高める役割も果たしています。あおりがあることで、革製品が破れたり、ひび割れたりするのを防ぐことができます。 あおりは、革製品の品質に大きく影響します。あおりがしっかりとしている革製品は、長持ちし、見た目が美しく、使い勝手も良いです。逆に、あおりが弱かったり、なかったりする革製品は、すぐに壊れたり、見た目が悪くなったり、使い勝手が悪くなったりします。 革製品を購入する際には、あおりがあるかどうかをチェックすることが大切です。あおりがある革製品は、長持ちし、見た目が美しく、使い勝手が良いので、おすすめです。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『アンティーク染め』とは?

アンティーク染めとは、革製品を古びた風合い、クラシカルな雰囲気に仕上げるための染色方法のことです。革本来の美しさを引き出しながら、使い込んだような風合いを出すことができます。アンティーク染めは、手作業で行われることが多く、熟練の職人技が求められます。 アンティーク染めは、革の種類や状態によって、さまざまな手法が用いられます。一般的によく知られている方法のひとつが、革の表面をやすりで削り、古びた風合いを出す方法です。また、革を染料に浸すことで、色を付ける方法もあります。染色後は、革の表面をコーティングして、保護する必要があります。 アンティーク染めは、革製品に高級感やクラシカルな雰囲気を与えることができます。また、使い込むことで、革の風合いが変化し、より味わい深いアイテムになります。
レザーグッズに関すること

革製品の用語『あおり』とは?

革製品の用語『あおり』とは? 革製品の用語『あおり』とは、革のつなぎ合わせ部分のことです。革は一枚革で作られることは少なく、複数の革を縫い合わせて作られます。その縫い合わせ部分が『あおり』です。『あおり』は、革製品の強度や耐久性に重要な役割を果たします。また、『あおり』のデザインは、革製品の見た目を左右する重要な要素です。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品用語『油引き』とは?その目的と歴史

油引きとは、革製品に油を塗布する作業のことです。革製品は、動物の皮を加工して作られているため、水分や汚れに弱く、傷つきやすいという特徴があります。そのため、革製品を長持ちさせるためには、定期的に油を塗布してメンテナンスすることが必要です。 油引きには、主に2つの目的があります。1つは、革製品を防水・防汚することです。油を塗布することで、革の表面に油膜が形成され、水分や汚れを弾きやすくなります。また、油は革を柔らかくする効果もあるため、革製品の柔軟性を保つことができます。 もう1つの目的は、革製品の寿命を延ばすことです。革は、紫外線や熱にさらされると、劣化しやすいという特徴があります。油を塗布することで、革表面の紫外線や熱から保護し、劣化を防ぐことができます。
レザーケアに関すること

革製品の用語『油』とは?

油とは? 革製品のお手入れに欠かせない油ですが、そもそも油とは何なのでしょうか?油は、動物、植物、鉱物などから抽出される粘り気のある液体で、水に溶けず、燃えやすい性質を持っています。 革製品のお手入れに使用する油は、主に動物由来の油と植物由来の油の2種類に分類されます。 油の原因や種類 革製品に油が染み込んでしまう原因は様々ですが、主な原因は汗や皮脂です。汗や皮脂は、革に染み込むと酸化して油になります。また、革製品を長時間直射日光に当てたり、高温多湿の場所に放置したりすると、革が劣化して油が染み出しやすくなります。 動物由来の油には、牛脂、豚脂、馬脂などがあります。動物由来の油は、革に浸透しやすく、潤いを与えてくれるのが特徴です。また、植物由来の油には、オリーブオイル、ホホバオイル、椿油などがあります。植物由来の油は、動物由来の油よりもサラッとしており、べたつきにくいのが特徴です。 革製品のお手入れには、革の種類や状態に合わせて、適切な油を使用することが大切です。油の種類を間違えると、革が傷んだり、シミになったりすることがあります。
革の種類に関すること

革製品の用語『荒皮』とは?

革製品の用語『荒皮』とは? 荒皮とは何ですか? 荒皮とは、動物の毛や肉を除去し、なめし加工を施す前の動物の皮のことです。革製品の原料として使用され、牛や馬、豚、羊、ヤギなどの動物の皮が主に使用されています。荒皮は、動物の皮をなめすことで、柔らかく耐久性のある革になります。なめし加工には、植物由来のタンニンを使用する方法や、化学薬品を使用する方法などがあります。なめし加工された革は、靴、鞄、衣服、家具など、様々な製品に使用されています。
その他

革製品の用語『アセアン自由貿易圏』について

アセアン自由貿易圏とは、ASEAN加盟10カ国間で貿易の自由化を実現するための経済統合枠組みです。1992年にタイで開催されたASEAN首脳会議で「アセアン自由貿易圏(AFTA)」設立が決定され、1993年から関税撤廃に向けた交渉がスタートしました。 最終的には、2015年までに域内貿易の99.6%について関税が撤廃される予定であり、域内の貿易額は2010年の1兆ドルから2020年には3兆ドルを超えると予測されています。 AFTAの目標は、域内の貿易や投資を促進し、経済成長を加速させることです。また、AFTAはASEAN諸国間の経済格差を縮小させ、ASEANを世界経済における重要な一員となることを目指しています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『アルカリ処理ゼラチン』とは?

アルカリ処理ゼラチンとは? アルカリ処理ゼラチンとは、アルカリ溶液で処理されたゼラチンのことで、ゼラチンの製造工程において、原料の動物の皮や骨をアルカリ溶液で処理することで作られます。この処理により、ゼラチンはアルカリ性となり、通常のゼラチンよりも硬度と耐水性が向上し、接着剤やコーティング剤として使用することができます。 アルカリ処理ゼラチンの製造方法 アルカリ処理ゼラチンの製造方法は、ゼラチンを製造する原材料である動物の皮や骨をアルカリ溶液で処理することで行われます。アルカリ溶液には、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどが使用され、これらの物質はゼラチンをアルカリ性にします。アルカリ処理されたゼラチンは、次に洗浄され、中和され、乾燥されます。このプロセスは、ゼラチンを硬くし、耐水性を向上させます。アルカリ処理ゼラチンは、接着剤やコーティング剤として使用され、様々な産業で使用されています。
革の種類に関すること

革製品の用語『アクリル樹脂』について

革製品の用語『アクリル樹脂』について -アクリル樹脂とは- アクリル樹脂とは、合成樹脂の一種で、アクリル酸やメタクリル酸のエステルを重合させて得られる透明なプラスチックのことです。アクリル樹脂は、その透明性、耐候性、耐熱性、耐薬品性などの優れた特性から、様々な用途に使用されています。例えば、建築資材、自動車部品、家電製品、医療機器、化粧品容器など、様々な分野で使用されています。アクリル樹脂は、その優れた特性から、今後も様々な分野で使用され続けることが予想されます。