「さ」

革の加工方法に関すること

革製品の用語『酸化脱毛』とは?

酸化脱毛とは、革製品の表面が酸化して毛羽立ってしまう現象のことです。革製品は、動物の皮を加工して作られますが、その加工過程で革の表面には細かい毛穴が残っています。これらの毛穴は、空気中の酸素や湿気と触れることで酸化し、毛羽立ってしまいます。毛羽立ってしまった革製品は、見た目が悪くなるだけでなく、触り心地も悪くなります。また、毛羽立っている部分から革が破れてしまうこともあります。 酸化脱毛を防ぐためには、革製品を直射日光や湿気の多い場所に長時間放置しないことが大切です。また、革製品に汚れが付着した場合は、すぐに柔らかい布やブラシで汚れを落とすようにしましょう。革製品の汚れを落とす際は、水や洗剤を使用しないように注意してください。水や洗剤を使用すると、革製品が硬くなったり、変色したりすることがあります。革製品の汚れを落とす際は、専用のクリーナーを使用するのがおすすめです。
革の種類に関すること

革靴の先裏とは?その役割と素材について

革靴の先裏とは、革靴の先端部から靴底にかけて覆う革のことです。先裏は、革靴の見た目を向上させるだけでなく、つま先を保護したり、歩きやすくしたりする役割を果たしています。先裏に使用される革は、主に牛革や豚革、コードバンなどです。牛革は、耐久性と柔軟性を兼ね備えており、最も一般的によく使用されています。豚革は、牛革よりも柔らかく、軽量です。コードバンは、馬の臀部の革で、非常に丈夫で光沢があります。
その他

革製品の用語『サンダル』の歴史と種類

サンダルの歴史は古く、古代エジプト時代まで遡ります。当時のサンダルは、パピルスや革で作られており、足を守るための実用的な履物でした。その後、サンダルはギリシャやローマにも伝わり、ファッションアイテムとしても人気を博しました。 サンダルは、様々な種類やデザインがあります。ストラップで足首を固定するタイプ、つま先が開いているタイプ、足全体を覆うタイプなどがあります。また、革、布、ゴムなど、様々な素材で作られています。 サンダルは、夏に履く履物として人気が高いです。通気性が良く、蒸れにくいからです。また、サンダルはカジュアルな服装にも、フォーマルな服装にも合わせることができます。 サンダルは、履くことで足元を涼しく快適に保つことができます。また、サンダルは足を美しく見せる効果もあります。
革の加工方法に関すること

革製品用語『酸価』とは

革製品用語『酸価』とは 酸価とは何か 酸価とは、革の化学的安定性を表す指標です。 革はタンパク質でできていますが、タンパク質は酸によって分解され、革の強度が低下します。そのため、革の酸価は低いほど、革が酸の影響を受けにくく、耐久性が高いと考えられます。 酸価は、革のサンプルを水酸化ナトリウム水溶液で滴定することによって測定されます。滴定とは、試薬をサンプルに加えて反応させ、反応によって生じる物質の量を測定する方法です。 酸価は、革の品質を評価する重要な指標です。一般的に、酸価が低いほど、革の品質が高いとされます。ただし、酸価は革の製造方法や革の種類によって異なるため、一概に酸価が高い革が品質が悪いとは言い切れません。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『サンドペーパー』

サンドペーパーとは、砥粒と柔軟性のある紙や布、フィルムなどを組み合わせた研磨用材料です。表面を平らにしたり、滑らかにしたりするために使用されます。粒度が粗いものから細かいものまであり、目的に応じて使い分けます。 サンドペーパーは、革製品の表面を滑らかにしたり、傷を消したりするために使用されます。また、革の厚みを薄くしたり、形を整えたりするためにも使用されます。サンドペーパーの種類は、砥粒の種類、粒度、支持体の種類などによって分類されます。砥粒の種類には、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、ガーネット、ガラスなどがあります。粒度は、粗いものから細かいものまであり、数字で表されます。数字が大きいほど粒度は細かいです。支持体の種類には、紙、布、フィルムなどがあります。紙製のサンドペーパーは、最も一般的ですが、布製のサンドペーパーは、より耐久性があり長持ちします。フィルム製のサンドペーパーは、研磨力が強く、細かい傷を消すのに適しています。
革の種類に関すること

革製品用語としてのサメ(鮫)

革製品用語としてのサメ(鮫) サメ(鮫)は、その独特の風合いと耐久性から、革製品の素材として古くから親しまれてきました。サメ革は、魚の皮の中でも特に硬く、傷や汚れにも強いことから、財布やバッグ、靴などの小物から、高級家具に至るまで、様々な製品に使用されています。 また、サメ革は、その美しい模様でも知られています。サメの皮には、様々な模様があり、その種類によって、斑点模様、ひし形模様、波模様など、様々なバリエーションがあります。これらの模様は、サメ革製品に独特の個性を与え、人々を魅了しています。 しかし、近年のサメの乱獲により、サメ革の入手が難しくなってきています。そのため、サメ革製品の価格は高騰しており、近年では、サメ革の代わりに、他の魚の皮や、人工皮革を使用した製品も増えてきています。 サメ革は、高級感と耐久性を兼ね備えた素材として、古くから親しまれてきました。しかし、近年では、サメの乱獲により、サメ革の入手が難しくなってきています。そのため、サメ革製品の価格は高騰しており、近年では、サメ革の代わりに、他の魚の皮や、人工皮革を使用した製品も増えてきています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『産業廃棄物』とは?

革製品の用語として「産業廃棄物」という言葉があります。産業廃棄物とは、工場や事業所から排出される廃棄物のうち、有害性や感染性があると見なされ、特別な処分を必要とするものを指します。 産業廃棄物には、多くの種類があります。例えば、金属くず、プラスチックくず、紙くず、布くず、皮革くず、油、化学物質、汚泥などがあります。これらの廃棄物は、環境に悪影響を与えるため、適切に処理することが重要です。 産業廃棄物の処理には、様々な方法があります。例えば、焼却、埋め立て、リサイクル、再利用などがあります。廃棄物の種類や特性に応じて、適切な処理方法を選択することが重要です。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『再鞣』とは?

再鞣とは、革をさらに柔らかくしたり、色を付け加えたりするために、もう1度鞣しを行うことです。 元の革の状態で、望ましい風合いが得られない場合や、特別な仕上げを施したい場合に行われます。再鞣は、革の種類や元の状態、 desired finish に応じて、さまざまな方法で行われます。再鞣された革は、元の革よりも柔らかく、色鮮やかになり、耐久性も向上します。また、再鞣により、革の風合いを損なうことなく、防水性や防汚性を高めることができます。
革の加工方法に関すること

再石灰漬けで理解する革製品の品質

再石灰漬けとは何か? 再石灰漬けとは、革を製造する過程において、なめした後にもう一度石灰に漬け込む工程のことです。 この工程は、革の品質を高めるために重要であり、特に、高級な革製品に使用される革には、必ず再石灰漬けが行われています。 再石灰漬けを行うことで、革はよりしなやかになり、耐久性が増します。また、革の風合いも良くなり、高級感が出ます。 再石灰漬けは、革の製造工程の中でも、非常に手間のかかる工程です。そのため、再石灰漬けを行った革は、通常の革よりも高価になります。しかし、その分、品質も高く、耐久性にも優れているので、長く愛用することができます。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『酸度』の意味を解説

革製品の用語『酸度』の意味を解説 革製品を取り扱う上で、よく目にする言葉の1つに「酸度」があります。これは、革の性質を示す重要な指標の1つで、革の品質や耐久性に大きく関係しています。しかし、「酸度」とはそもそも何なのでしょうか? 酸度とは、物質の酸性度を示す数値です。pH(ペーハー)と呼ばれるもので表され、0から14までの範囲で数値が大きくなるほど酸性が強く、数値が小さくなるほどアルカリ性が強くなります。7は中性です。革の酸度は、一般的にpH3.5から5.5の範囲にあり、中性からやや酸性寄りとなっています。 革の酸度は、革のなめし方によって大きく変化します。クロムなめし革は酸性度が低く、ベジタブルなめし革は酸性度が高い傾向にあります。また、革の保管状態によっても酸度は変化します。高温多湿な環境で保管すると、革の酸性度は上昇する傾向にあります。 革製品のメンテナンスにおいて、酸度は重要な要素です。革の酸性度は、革の品質や耐久性に影響を与えるため、適切なメンテナンスを行うことで、革の酸度を中性付近に保つことが大切です。革製品のメンテナンスには、専用のクリーナーやコンディショナーを使用し、革の酸性を中和して革の劣化を防ぐ必要があります。
革の種類に関すること

革製品の刺毛とは?その特徴や価値決定における重要性

革製品の刺毛とは、革の表面にある小さな毛のような繊維のことです。刺毛は、革の強度や耐久性、防水性などの特性に影響を与えるため、革の価値を決定する重要な要素のひとつです。 刺毛は、革の動物の種類、年齢、性別、生息地などによって異なります。一般的に、若い動物や寒い地域に住む動物の革には、刺毛が多く見られます。また、雄の動物の革は、雌の動物の革よりも刺毛が多い傾向があります。 刺毛の多さは、革の価値に大きく影響します。刺毛が多い革は、強くて耐久性があり、防水性にも優れているため、高級な革製品に使用されます。逆に、刺毛が少ない革は、弱くて耐久性が低く、防水性も劣るため、安価な革製品に使用されます。 刺毛は、革製品の美しさにも影響を与えます。刺毛の多い革は、表面に凹凸があり、独特の風合いがあります。この風合いは、革製品に高級感を与えます。 刺毛は、革製品の価値を決める重要な要素です。刺毛の多さや状態によって、革の強度、耐久性、防水性、美しさが決まります。高級な革製品には、刺毛の多い革が使用されることが多いです。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『酸漬け』について

革製品の用語『酸漬け』について 「酸漬けとは何か」 酸漬けとは、革製品の鞣しの一種です。鞣しとは、動物の皮を革製品に加工する際に、腐敗を防ぎ、柔軟性や耐久性を高めるための処理のことをいいます。酸漬けは、皮を酸性の溶液に浸すことで行われます。酸性の溶液は、皮のコラーゲンを分解することで、皮を柔らかくし、柔軟性を与えます。また、酸性の溶液は、皮のコラーゲンの繊維を強固にすることで、皮を耐久性のあるものに仕上げます。酸漬けは、他の鞣し方法に比べて、時間と手間がかかりますが、酸漬けされた革は、柔らかく、丈夫で、耐久性に優れているという特徴があります。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『酸化剤』

-酸化剤とは- 酸化剤とは、簡単にいうと、鉄やアルミなどの金属を酸化させる物質のことです。 酸化とは、酸素と化合して変化することです。鉄が酸化すると、サビが発生します。アルミが酸化すると、表面に白い膜ができます。この膜は、アルミを腐食から守る働きがあります。 酸化剤は、身の回りのさまざまなものに使われています。例えば、漂白剤やクリーナー、殺菌剤、防腐剤などです。 これらの製品は、酸化剤の働きを利用して、汚れを落としたり、菌を殺したり、腐敗を防いだりしています。 酸化剤は、金属を腐食させるだけでなく、ゴムやプラスチックなどの非金属をも劣化させることがあります。例えば、ゴムは、酸化剤によって硬化してひび割れが起きやすくなり、プラスチックは、酸化剤によって変色したり、もろくなったりすることがあります。 酸化剤は、取り扱いには注意が必要です。酸化剤が皮膚に付着すると、炎症を起こしたり、やけどをしたりすることがあります。また、酸化剤を吸い込むと、呼吸器系に障害を起こしたり、肺がんのリスクを高めたりすることがあります。 酸化剤を使用する際には、必ず手袋やマスクを着用して、換気を十分に行う必要があります。また、酸化剤を皮膚に付着させないように注意し、吸い込まないようにすることが大切です。
革の加工方法に関すること

革製品用語『酸化染料』の特徴と使い方

酸化染料とは、植物由来の天然染料の一種で、空気に触れることで酸化して発色する性質を持っています。タンニンを多く含む革や木材を染めるのに適しており、染めた革は経年変化によって色が変化し、味わい深い風合いを楽しむことができます。 酸化染料は、染料を水で溶かして使用します。染める革は、事前に水で濡らして柔らかくしておくと、染料がより染み込みやすくなります。染料を染める革の表面に塗布し、しばらく放置してから水で洗い流します。 酸化染料は、様々な色合いを表現することができます。染料の濃度を変えたり、他の染料と混ぜ合わせたりすることで、様々な色合いを作り出すことができます。また、染めた革を日光に当てて退色させたり、熱を加えて濃く発色させたりすることもできます。 酸化染料は、革製品の染色に適していますが、特にヌメ革との相性が良いとされています。ヌメ革は、タンニンを多く含む革で、酸化染料が 잘 침투하여、味わい深い色合いを楽しむことができます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『裁断』

革製品の裁断とは、革素材を製品の設計図に沿って切り抜く作業のことです。 革製品の裁断は、革製品の製造工程において非常に重要な工程であり、革製品の品質や美しさを左右する重要な工程になります。 革製品の裁断は、革製品の設計図に沿って革素材を裁断用のナイフやカッターを使って裁断する作業になります。 革製品の裁断では、革素材の厚みや質感に合わせて裁断方法を選ぶことが大切です。 また、革製品の裁断では、革素材の毛並やシワなども考慮に入れて裁断することが大切です。 革製品の裁断は、熟練した職人によって行われるのが一般的です。熟練した職人は、革素材の特性を見極めて、革製品の設計図に沿って正確に裁断することができます。
革の種類に関すること

革製品用語『細胞外マトリックス』

細胞外マトリックスとは、細胞とその周辺の環境を構成する非細胞性成分のネットワークのことです。細胞外マトリックスは、細胞の構造、接着、移動、増殖、分化を制御する役割を果たしています。細胞外マトリックスは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなど、様々なタンパク質、多糖類、糖タンパク質で構成されています。 細胞外マトリックスは、細胞と細胞の間のコミュニケーションにも重要な役割を果たしています。細胞外マトリックスは、成長因子やサイトカインなどのシグナル伝達分子を貯蔵し、細胞に伝達することで、細胞の挙動を制御しています。また、細胞外マトリックスは、物理的なバリアとしても機能し、細胞を有害な物質から保護しています。 細胞外マトリックスの異常は、様々な疾患の原因になります。例えば、コラーゲンの異常は、骨粗鬆症や関節炎の原因になります。エラスチンの異常は、心臓血管疾患の原因になります。ヒアルロン酸の異常は、関節炎や乾癬の原因になります。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『サスペンダー』とは

サスペンダーとは、革製品のステッチの技法のひとつです。革製品を縫い合わせる際に、外側に出したステッチの糸を装飾として残す手法です。ステッチの糸が革製品の表面を縦横無尽に走り、独特の模様を生み出します。サスペンダーは、革製品の強度を高めるだけでなく、デザイン性も高めてくれる技法です。 サスペンダーのステッチは、手縫いでもミシン縫いでも施すことができます。手縫いの場合は、ステッチの糸を革製品の表面に引き出しながら縫っていきます。ミシン縫いの場合は、ステッチの糸を革製品の表面に浮き上がらせるための特殊な針を使用します。 サスペンダーのステッチは、様々な種類の革製品に使用することができます。バッグ、財布、靴、ベルトなど、様々なアイテムに施すことができます。また、サスペンダーのステッチは、革製品の色や質感に合わせて、様々な種類の糸を使用することができます。
革の加工方法に関すること

サンドイッチ染色とは?特徴やメリット、注意点

サンドイッチ染色とは、組織標本の染色方法の1つで、組織標本を2種類以上の染色液に浸して染色することで、組織の異なる成分を異なる色で染め分ける方法です。組織全体の構造を把握したり、特定の成分を強調して観察したりするのに適しています。 サンドイッチ染色の特徴は、組織の異なる成分を異なる色で染め分けることができることです。また、染色手順が比較的簡単で、再現性が高いことから、広く使用されています。サンドイッチ染色のメリットは、組織の構造を詳細に観察することができることです。また、特定の成分を強調して観察することで、組織の機能や病態を理解するのに役立ちます。 サンドイッチ染色の注意点としては、染色液の濃度や染色時間を調整することが重要です。また、染色した組織標本を適切に保存することが大切です。
革の種類に関すること

革製品の用語『サドルレザー』について

サドルレザーは、馬の鞍やその他の乗馬用具に使われる革のことで、耐久性と耐候性を兼ね備えています。 通常、牛革から作られ、主に植物性タンニンで鞣されています。このプロセスにより、革に独特の風合いと耐久性が生まれます。サドルレザーは、その耐久性から、ブーツ、バッグ、財布などの様々な製品に使用されています。 サドルレザーは、その丈夫さと耐久性で知られており、何年もの使用にも耐えることができます。また、サドルレザーは、その独特の風合いから、多くの革製品愛好家に人気があります。サドルレザー製品は、お手入れをすれば、何世代にもわたって受け継ぐことができます。
革の加工方法に関すること

先芯仕上げとは?革靴に用いられる伝統的な靴作り工程

先芯仕上げとは、革靴のつま先部分に芯材を挟んで補強する伝統的な靴作り工程です。芯材には、金属やプラスチック、革などが使用され、靴の形状を保持し、つま先を保護する役割を果たします。先芯仕上げには、職人の手仕事による「手作業」と、機械による「機械式」の2つの方法があります。手作業は、熟練の職人による手作業で行われ、高い技術力と経験が必要とされます。機械式は、機械を使用して芯材を挟む方法で、手作業よりも生産効率が高くなります。先芯仕上げは、革靴のつま先部分の強度と耐久性を高めるだけでなく、靴全体のフォルムを美しく見せる効果もあります。
革の加工方法に関すること

酢酸エチルについて知っておくべきこと

酢酸エチルについて知っておくべきこと 酢酸エチルとは何か 酢酸エチルは、無色透明で揮発性の高い液体で、特徴的な甘い臭いがあります。酢酸とエタノールのエステルであり、酢酸エチルは、塗料、接着剤、マニキュアの除去剤、およびその他の製品の溶媒として使用されます。また、香料や食品香料としても使用されます。 酢酸エチルは、酢酸とエタノールを反応させることによって製造されます。この反応は、硫酸または塩化水素などの酸触媒の存在下で行われます。酢酸エチルは、水蒸気蒸留によって生成物から分離されます。
革の種類に関すること

革製品の用語『三味線皮』

三味線皮とは、三味線の胴体部分に使用される皮のことを指します。三味線は、日本の伝統的な弦楽器の一種で、三本の弦を張って演奏します。三味線の胴体部分は、木材や革、金属などの様々な素材で作られますが、三味線皮は、その中でも最も重要な部分の一つです。三味線皮には、子牛、馬、猫、犬など、様々な動物の皮が使用されます。中でも、子牛の皮は、最も一般的で、音質が良いとされています。三味線皮は、動物の皮をなめして加工して作られます。なめすとは、皮を柔らかくして腐敗を防ぐ処理のことです。三味線皮は、なめした後に、乾燥させて、三味線の胴体部分に張られます。
革の種類に関すること

酸可溶性コラーゲンとは?革製品の用語解説

本革の表面の堅さ・柔らかさ、弾力・緻密さは皮革中のコラーゲンを可溶化させる度合いで決まります。革作りの過程において酸で皮をなめす際、皮の中で生成されるコラーゲンは酸可溶性コラーゲン、アルカリ可溶性コラーゲン、不溶性コラーゲンと3つのタイプに分かれます。その中の酸可溶性コラーゲンは酸で可溶化するコラーゲンで、不溶性コラーゲンと比べぺとぺとした感触で伸びる性質があり、革の仕上げ段階の増粘剤や接着剤に使われます。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『サーキュレーター』とは?

サーキュレーターとは、革製品の用語であり、タンニンなめしの仕上げ工程のひとつを指します。仕上げ工程とは、革をなめした後に、色をつけたり、防水加工をしたりする工程のことです。サーキュレーターは、仕上げ工程のなかでも特に重要な工程であり、革の風合いを左右します。 サーキュレーターの方法は、革を回転させながら、熱風を当てるというものです。熱風を当てることで、革の繊維が締まり、ハリとコシが生まれます。また、熱風を当てることで、革の表面に艶が出ます。サーキュレーターは、革の風合いを向上させる重要な工程であり、多くの革製品に使用されています。