革製品の用語『ブロンズ現象』について
革製品の用語『ブロンズ現象』について
『ブロンズ現象とは』
革製品の用語『ブロンズ現象』とは、革製品に特徴的な変色現象のことで、革の表面が徐々にブロンズ色に変化する現象のことです。ブロンズ現象は、革に含まれる可塑剤が経年変化により酸化することで起こるといわれています。
可塑剤は、革を柔らかくするための添加剤で、革製品の柔軟性や耐久性を向上させるために使用されています。しかし、可塑剤は、経年変化により酸化しやすい性質があり、酸化した可塑剤が革の表面に浮き出て変色することで、ブロンズ現象が発生します。
ブロンズ現象は、革製品の風合いを損ねるため、好ましくない現象とされています。ブロンズ現象を防止するためには、革製品を直射日光や高温多湿の場所に放置しないことや、革製品を定期的にクリーニングして可塑剤を補給することが大切です。