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革の加工方法に関すること

革製品用語辞典『塩基度』

革製品用語辞典『塩基度』 革製品の用語辞典として、今回は「塩基度」について解説します。 塩基度の定義 塩基度は、革のアルカリ度を表す指標です。革は、動物の皮膚をなめして作られるため、タンパク質を多く含んでいます。タンパク質は、アルカリ性物質と反応して「塩基性塩」を生成します。この「塩基性塩」の量が多いほど、革の塩基度は高くなります。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『エステル』とは?

エステルとは、天然または合成のカルボン酸とアルコールが反応してできる有機化合物のグループを指す。 エステルは、エステル結合と呼ばれる特徴的な化学構造を持ち、その構造により、エステルには独特の性質がもたらされている。 エステルの主な特徴のひとつは、独特の香りである。 エステルは、その構成に応じて、果物、花、スパイスなど、様々な香りを有している。この香りは、エステルが揮発性であるため、空気中に拡散して感じ取られる。また、エステルは、粘性があり、油状の液体であることも特徴のひとつである。エステルの粘性は、その構成によって変化し、一部のエステルは、常温で固体となる。 エステルは、日常生活の中で広く使用されている。 例えば、エステルは、食品添加物として、香料や着香料として使用されている。また、エステルは、化粧品や医薬品にも使用されており、その独特の香りと性質が製品の魅力を高めている。さらに、エステルは、溶剤や可塑剤としても使用されており、工業製品の製造にも欠かせない存在となっている。
レザーケアに関すること

革製品の知恵袋『エマルション』

革製品の知恵袋『エマルション』 エマルションとは何か? エマルションとは、油と水のように混じり合わない液体を均等に混ぜ合わせることで作られる液体のことです。乳白色の液体で、化粧品や医薬品、食品などさまざまな分野で使用されています。革製品においては、革の柔軟性や耐水性を高めるために使用されることが多いです。エマルションには、油性の成分と水性の成分の2種類があり、それぞれ異なる働きをします。油性の成分は、革の表面に保護膜を作り、水分をはじきます。水性の成分は、革の内部に浸透し、革を柔らかくし、しなやかさを保ちます。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の重要な証書『エコトックスラベル』

エコトックスラベルとは、その名の通り、革製品の安全性や環境への配慮を証明するために、生産者や販売者によって使用される証明書の名称です。これは、革製品に使用される原料や生産過程が、人や環境に有害な物質を使用しない、または最小限に抑えて製造されていることを保証するものです。 エコトックスラベルの取得には、厳しい審査基準をクリアする必要があります。審査では、革製品の製造に使用する原料や生産工程、製品の最終的な品質などが調査されます。審査に合格した革製品には、エコトックスラベルが発行され、製品に表示することが許可されます。 エコトックスラベルを取得することで、革製品の安全性や環境への配慮を証明することができ、消費者の信頼を得ることができます。また、エコトックスラベルは、海外への輸出の際にも、製品の品質を保証する重要な書類として役立ちます。
革の種類に関すること

エラスチンとは?革製品の用語を知る

エラスチンとは何か? エラスチンとは、皮膚や血管、肺などの組織に含まれるタンパク質の一種です。エラスチンは、ゴムのような弾力性と伸縮性を持ち、体の組織が伸縮したり、元の形に戻るのを助けています。また、エラスチンは、皮膚のハリや弾力を保つ働きもしています。エラスチンは、若い頃には多く含まれていますが、年齢を重ねるとともに減少していきます。エラスチンの減少は、皮膚のたるみやシワの原因のひとつとなります。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『エルアイエー』とは?

革製品の用語『エルアイエー』とは? エルアイエーとはそもそも何か? エルアイエーとは、 革製品 の生産工程において、革の表面に 銀面と呼ばれる艶のある層を作るために施す手法のことです。 銀面は、革の最も表層にある部分で、革製品にとって最も重要な部分のひとつです。 銀面が美しいと、革製品全体が美しく見え、丈夫で長持ちするという特徴があります。銀面はまた、空気中の汚れや水分を弾く性質があるため、革製品を保護する役割も果たしています。エルアイエーは、この銀面を美しく仕上げ、革製品の耐久性を高めるために欠かせない工程なのです。
革の種類に関すること

革製品の用語『絵革』とは?

絵革とは、漆を塗り、絵具で文様を描いた革製品のことです。 革の表面に絵を描いたり、金箔や銀箔を貼ったりして装飾したものです。絵革は、平安時代から室町時代にかけて、鎧や武具、馬具、調度品など、さまざまな用途に使用されていました。絵革は、革の表面に絵を描いたり、金箔や銀箔を貼ったりして装飾したものです。 絵革は、牛革、馬革、鹿革など、さまざまな革で作られていました。絵革の製作には、まず革の表面をなめして、柔らかくします。次に、革の表面に絵を描いたり、金箔や銀箔を貼ったりして装飾します。絵革は、漆を塗り、絵具で文様を描いた革製品のことです。絵革は、平安時代から室町時代にかけて、鎧や武具、馬具、調度品など、さまざまな用途に使用されていました。
レザーグッズに関すること

革製品の用語『エスパドリーユ(フランスとスペイン特有の靴)の豆知識とは?

革製品の用語『エスパドリーユ』の豆知識とは? エスパドリーユは、フランスとスペイン特有の靴です。その名の由来は、スペイン語の「エスパルト」に由来します。エスパルトとは、地中海沿岸に自生するイグサの一種です。このイグサで編まれた草履のような履物を、エスパドリーユと呼びます。日本ではこの語はあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスやスペインでは夏によく履かれる履物です。近年では、ファッションアイテムとしても注目されるようになり、日本でも知名度が高まっています。 エスパドリーユは、その軽さと通気性の良さから、夏にぴったりの履物です。また、その素朴なデザインは、どんな服装にも合わせやすいという特徴もあります。さらに、エスパドリーユは比較的安価なことも魅力のひとつです。
革の種類に関すること

革製品の用語『塩基性染料』

塩基性染料とは? 塩基性染料は、主に皮革や紙の染色に使用される染料の種類です。革製品を染色する場合は、革の表面にある繊維と塩基性染料の分子が結合することで色が付着します。塩基性染料は、酸性染料とは異なり、酸性の水溶液中で染色を行うため、革の表面を傷めることなく染色することができます。また、塩基性染料は、鮮やかな発色と優れた耐光性を持ち、革製品を美しく仕上げることができます。
レザーバッグに関すること

エレガンスまちとは?その特徴とメリット

エレガンスまちとは? エレガンスまちとは、都市の生活環境や文化を向上させるために、都市の美的景観や歴史的な建造物を保存または改善するプロジェクトのことです。エレガンスまちプロジェクトは、都市の景観を改善し、都市の魅力を高めることを目的としており、都市のアイデンティティの形成や都市の再生、活性化に貢献しています。エレガンスまちプロジェクトは、都市の美観を向上させるだけでなく、都市の文化や歴史を保存し、将来の世代に伝えるという役割も担っています。
レザーケアに関すること

液体クリーム:靴と革のメンテナンスに不可欠

液体クリームとは何か 液体クリームは、靴や革製品をメンテナンスするために使用される液状のクリームです。クリーム状のものよりも柔らかく、塗り広げやすいのが特徴です。また、クリーム状のものより浸透力が高く、靴や皮革製品の内部までしっかりと栄養を与えることができます。油性と水性の2種類があり、油性はツヤ出し効果が高く、耐久性にも優れています。水性はサラッとした仕上がりで、靴や革製品の風合いを損なうことなくメンテナンスすることができます。
革の加工方法に関すること

革製品用語:エチルアルコールの知られざること

エチルアルコールとは、最も単純な有機アルコールであり、C2H5OHという化学式を持つ。別名、エタノールとも呼ばれる。アルコールとは、水素原子に結合している炭素原子に酸素原子が結合した構造をもつ化合物の総称であり、その中でエチルアルコールは、最も単純なアルコールである。エチルアルコールは、無色透明で独特の甘いにおいを持つ。常温常圧では液体であり、沸点は78.5℃、融点は-114.5℃である。エチルアルコールは、様々な工業製品や家庭用品に使用されており、その用途は多岐にわたる。
レザーケアに関すること

革製品の大敵『塩化カルシウム』とは?

塩化カルシウムは、冬場に道路の凍結防止剤として使用される物質です。これは、塩化カルシウムを撒くことで、道路の氷点下でも凍結を防ぐことができます。しかし、この塩化カルシウムは、革製品の大敵なのです。 塩化カルシウムは、革を乾燥させ、硬くしてしまいます。また、塩化カルシウムは、革の色を変化させ、革製品の品質を損ねてしまいます。さらに、塩化カルシウムは、革製品を傷つけてしまうこともあります。 塩化カルシウムは、革製品に付着すると、革のタンパク質と反応して、革を劣化させてしまいます。そのため、塩化カルシウムが付着した革製品は、すぐに水で洗い流す必要があります。
革の種類に関すること

エルク革:高級感と耐久性を兼ね備えた革

エルク革の歴史は、古くからネイティブアメリカンによって使用されてきた革です。彼らは、エルク革を衣類、寝具、靴、道具など、様々な用途に使用してきました。エルク革は、耐久性と防水性に優れているため、厳しい自然環境の中で生活するネイティブアメリカンにとって、なくてはならない素材でした。 ヨーロッパ人が北アメリカに到来した後、エルク革は彼らにもすぐに人気となりました。ヨーロッパ人たちは、エルク革を衣類、靴、家具など、様々な用途に使用しました。エルク革は、高級感と耐久性を兼ね備えているため、富裕層の間で特に人気がありました。 現在でも、エルク革は高級革として珍重されています。エルク革は、バッグ、財布、靴、ジャケットなど、様々な製品に使用されています。エルク革は、耐久性と防水性に優れているため、アウトドア用品にも適しています。
革の種類に関すること

革製品の用語『塩蔵皮』について

塩蔵皮とは、文字通り塩漬けされた皮革のことです。十分に塩分を染み込ませることで、革を腐敗から守り、長期間の保存を可能にします。塩蔵皮は主に牛革や羊革などの動物の皮を原料として使用し、食肉加工場などで屠殺された動物の皮を、食肉と分離して作られます。 革を塩漬けにする方法は、昔ながらの伝統的な方法と、近年開発された最新の機械化された方法の2種類があります。伝統的な方法は、皮を塩水に浸したり、塩をすり込んだりして、皮を塩漬けにします。新しい方法は、機械を使って皮に塩を塗りこんだり、塩水に浸したりして、皮を塩漬けにします。どちらも、皮を腐敗から守るのに効果的です。
レザーケアに関すること

革製品の用語『エマルション型靴クリーム』について

革製品の用語『エマルション型靴クリーム』について エマルション型靴クリームとは エマルション型靴クリームとは、水と油を混ぜ合わせた乳液状の靴クリームです。油性の靴クリームに比べて伸びが良く、革に浸透しやすいため、革の柔軟性を保ち、ひび割れを防ぐ効果があります。また、油性の靴クリームよりも汚れを落としやすく、革に負担をかけずにケアすることができます。 エマルション型靴クリームは、革靴の他、革製のバッグやジャケットなど、さまざまな革製品に使用することができます。革製品のケアに適したエマルション型靴クリームを選ぶことで、革製品を長持ちさせることができます。
その他

革製品とエチレングリコールの関係

エチレングリコールとは? エチレングリコールは、無色透明な液体で、水と混和しやすい性質を持っています。自動車の不凍液や航空機の除氷剤など、様々な分野で使用されています。また、エチレングリコールは、ポリエステル樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂の原料としても使用されています。 エチレングリコールは、人体にも様々な影響を与えることが知られています。エチレングリコールを摂取すると、吐き気や嘔吐、下痢などの症状が現れます。また、エチレングリコールは、中枢神経系に影響を与え、昏睡や呼吸困難を引き起こす可能性もあります。エチレングリコールは、皮膚や目からも吸収されるため、取扱いには注意が必要です。 エチレングリコールは、革製品にも影響を与えます。エチレングリコールは、革のタンパク質を分解し、革を硬く脆くします。また、エチレングリコールは、革の色を変化させたり、シミを作ったりすることもあります。そのため、革製品を保管する際には、エチレングリコールを含む製品に注意が必要です。
革の種類に関すること

革製品の用語『エフエーオー』を知る

エフエーオーとは、革製品の用語で、フルアニリン仕上げのことを指します。アニリンは革を柔らかくする薬剤で、フルアニリンは、そのアニリンを革にたっぷり染み込ませて仕上げたものです。革本来の風合いを残しつつ、柔軟性と耐久性を高めた高級感ある仕上がりになります。 フルアニリン仕上げの革は、表面にコーティングが施されていないため、革本来のキズやシワなどがそのまま残ります。これが革の自然な美しさとされ、人気を集めています。フルアニリン仕上げの革製品は、色の浸透性が良いため、経年変化で色が深まったり、艶が増したりするのも特徴です。
革の種類に関すること

革製品の用語『エラグタンニン』とは?

エラグタンニンとは、植物の中に含まれるポリフェノールの一種です。 タンニンは、皮革のなめしや染色、防腐に使用される天然由来の化合物です。エラグタンニンは、世界中のさまざまな植物、特にオークや栗、スギ、ミモザなどに見られます。エラグタンニンは、他のタンニンと比べて、抗酸化性や抗菌性、抗炎症性などの健康上の利点が高いことが研究で示されています。 エラグタンニンは、革製品のなめしや染色に使用されるタンニンの種類の一つです。 エラグタンニンは、革に柔らかくしなやかな質感を与え、耐久性を高める効果があります。また、エラグタンニンは、革に抗菌性や防腐性を与えることで、革製品の寿命を延ばす効果もあります。エラグタンニンは、天然由来の化合物であり、環境や人体に優しい素材であるため、革製品の生産に使用されることが多いです。
革の種類に関すること

革製品の用語『エーテル』

革製品の用語『エーテル』 エーテルとは、革のなめしの際に使用される薬品の一種です。革の柔軟性や耐水性を高める効果があり、靴やバッグなどの革製品の製造に欠かせない薬品となります。エーテルには、主に「無水エタノール」「酢酸エチル」「ベンゼン」の3種類があります。「無水エタノール」は、アルコールの一種で、革をなめす際に使用されます。「酢酸エチル」は、酢酸とエタノールから作られる有機溶剤で、革を柔らかくする効果があります。「ベンゼン」は、芳香族炭化水素の一種で、革の耐水性を高める効果があります。 エーテルは、革のなめしの際に、原皮に含まれるタンニンと反応して、革の繊維を柔らかくしなやかにします。また、エーテルは、革の表面に塗布することで、革の耐水性を高める効果もあります。エーテルは、革のなめしの際に使用される薬品の一種で、革の柔軟性や耐水性を高める効果があります。エーテルは、革のなめしの際に原皮に含まれるタンニンと反応して、革の繊維を柔らかくしなやかにします。また、エーテルは、革の表面に塗布することで、革の耐水性を高める効果もあります。
革の種類に関すること

エキゾチックレザーとは?特徴と種類を解説

エキゾチックレザーの特徴 エキゾチックレザーは、牛革や豚革などの一般的な革とは異なり、ワニ、トカゲ、ヘビ、ダチョウ、サメなどの爬虫類や魚類の革を使用しているため、独特の風合いと質感を持っています。 また、エキゾチックレザーは、一般的に流通している革よりも希少性が高く、高価なことが多いのも特徴です。 エキゾチックレザーは、その希少性と独特の風合いから、高級バッグや財布、靴などのファッションアイテムに使用されることが多いです。 また、エキゾチックレザーは、その耐久性と防水性から、家具や小物などのインテリアアイテムに使用されることもあります。
その他

革製品の用語『英国規格』について

英国規格とは、英国規格協会(BSI)によって発行された一連の技術文書であり、ユーザーと製造者向けの製品やサービスの仕様や基準を定義しています。 英国規格とその役割について少し見てみましょう。 英国規格は、製品の安全性、品質、信頼性の向上に役立つように設計されています。それらはまた、企業が製品やサービスをより効率的に設計、生産、販売できるように支援します。英国規格は幅広いトピックをカバーしており、電気から建築、医療機器まであります。 英国規格は、コンセンサスに基づいたプロセスを通じて開発されます。これは、規格が利害関係者の幅広いグループによって開発され、同意されていることを意味します。このプロセスには、政府機関、消費者団体、産業、および学界からの専門家が含まれます。 英国規格は、メーカーやサービスプロバイダーによって自発的に採用されます。ただし、英国規格は英国政府によって強制されることもあります。例えば、電気製品は英国規格に準拠していない限り販売することができません。 英国規格は、企業や消費者の両方にとって貴重なリソースです。それらは、製品やサービスの安全性、品質、および信頼性を向上させるのに役立ちます。英国規格はまた、企業がより効率的に設計、生産、販売できるようにも役立ちます。
その他

革製品の用語「エチルエーテル」とは?

エチルエーテルとは? エチルエーテルは、有機化合物の一種で、エーテル類に分類される無色の液体です。 刺激臭があり、引火性と揮発性が高いのが特徴です。常温常圧では液体ですが、沸点は34.6℃と低く、すぐに蒸発します。エチルエーテルは、溶媒として広く使用されており、工業的には石油から製造されます。
革の種類に関すること

革製品に用いられる『エイ』とは?

エイの特徴 エイは、サメに近い魚の一種です。エイは、サメと同様に軟骨魚類に属しており、軟骨でできた骨格を持っています。エイの体は平らな円盤形で、大きな胸びれを持っています。また、エイは長い尾を持っており、その先には毒のあるとげがあります。エイは、肉食性で、魚や貝類などを食べています。エイは、温帯から熱帯の海に広く生息しており、世界中には400種以上のエイが生息しています。