
革製品用語辞典~タンナー編~
タンナーとは、革を製造する職人かその会社のことです。タンナーは、牛、豚、羊などの動物の皮をなめし、革製品の製造に必要な素材であるなめし革を製造しています。なめしとは、動物の皮を腐敗や変質から防ぎ、柔らかく加工するプロセスです。なめしによって、革は耐久性、柔軟性、耐水性などの特性を得ることができます。
タンナーは、動物の皮を洗浄し、肉や脂肪を取り除き、石灰やタンニンなどの薬品を使ってなめします。なめしの方法は、革の用途によって異なります。例えば、靴やバッグなどの革製品には、クロムなめしと呼ばれる方法がよく用いられます。クロムなめしでは、クロム塩を使って革をなめします。クロムなめし革は、耐久性と柔軟性に優れています。
タンナーは、革の製造だけでなく、革製品の製造にも携わっています。タンナーは、革を裁断し、縫製し、革製品を製造しています。革製品には、靴、バッグ、財布、ベルト、手袋などがあります。タンナリーとは、タンナーが革製品を製造する工場のことです。タンナリーでは、動物の皮から革製品までを一貫生産しています。