日本とアメリカで人気の革製品

日本とアメリカで人気の革製品

革製品を知りたい

野球グローブの銀付革は成牛革から作られているとありますが、成牛革とはどういう革のことですか?

革製品の研究家

成牛革とは、生後2年以上、3歳未満の牛の革のことです。耐久性と柔軟性を兼ね備えた革で、靴、バッグ、財布、ベルトなど幅広く使用されています。

革製品を知りたい

なるほど、野球グローブには耐久性と柔軟性が必要だから、成牛革が使われているんですね。

革製品の研究家

そのとおりです。また、野球グローブの革は、柔らかく、ボールとの間の摩擦係数が大きいことが要求されます。そのため、銀面を塗装しないことが原則となっているのです。

野球グローブとは。

野球グローブとは、野球を行う際に使用するグローブのことで、1個あたりの革の使用量が多いのも特徴です。

図のように、掌に使用する銀付革、内裏に使用する銀付革(低級品は床革)は成牛革から作られています。ウェルティング(はみ出し)は樹脂加工を施した丈夫な床革、ひも革(紐革)には特殊ななめしを施した丈夫な革のひもが使用されています。

グローブには柔軟性があり、手の動きを妨げないようにするために、銀面は柔らかく、ボールとの間の摩擦係数がかなり大きいことが求められています。厚さは2.5mm程度が標準で、銀面は特に柔らかく弾力のある革が望ましいです。また、銀面は球との摩擦係数の減少を防ぐため、塗装を行わないことが原則となっています。野球用ミットもこれに準じます。

日本人プレーヤーは、グローブの軽さを求める傾向があり、アメリカ人はボールがグローブの中ですぐ止まるような高い摩擦係数の革を好む傾向があるようです。

革製品としての野球グローブ

革製品としての野球グローブ

革製品としての野球グローブ

野球グローブは、野球において欠かせない用具のひとつです。グローブは、打球をキャッチしたり、送球を受けたりするために使用されます。野球グローブは、形状や素材によってさまざまな種類があり、プレイヤーの好みに合わせて選ぶことができます。

野球グローブの素材としては、牛革、豚革、山羊革などが使用されます。牛革は、耐久性に優れており、プロ野球選手にも愛用されています。豚革は、牛革よりも柔らかく、扱いやすいのが特徴です。山羊革は、牛革と豚革の中間的な性質を持っており、耐久性と柔軟性を兼ね備えています。

野球グローブの形状は、大きく分けて2種類あります。片手用と両手用です。片手用は、右利きのプレイヤーは右手に、左利きのプレイヤーは左手にグローブをはめます。両手用は、左右どちらの手にもはめることができます。両手用は、片手用よりも操作性に劣りますが、利き腕を問わず使用できるというメリットがあります。

野球グローブは、プレイヤーにとってなくてはならない用具です。グローブの素材や形状を選ぶ際には、自分の好みに合わせて選ぶことが大切です。

野球グローブの種類

野球グローブの種類

野球グローブの種類

アメリカと同様に、日本では野球が人気のスポーツであり、様々な種類の革製品が使用されています。野球グローブもその一つであり、守備の際に使用される重要なアイテムです。野球グローブには様々な種類があり、ポジションや選手の好みによっても異なります。

投手用の野球グローブは、他のポジションのグローブに比べて深めのポケットと長い指が特徴です。これは、投手がボールをより確実につかむことができるようにするためです。捕手用の野球グローブは、投手用よりも厚く、手全体を覆うような形状をしています。これは、捕手がボールをしっかりと捕球できるようにするためです。内野手用の野球グローブは、投手用と捕手用の中間の大きさで、万能です。外野手用の野球グローブは、内野手用よりも大きく、捕球範囲が広いため、外野でフライを追うのに適しています。

野球グローブは、革の質や耐久性によって価格も異なります。一般的に、高品質の革を使用した野球グローブは、耐久性が高く、長く使用することができます。また、野球グローブには様々なブランドがあり、それぞれに特徴があります。有名ブランドの野球グローブは、価格が高くなる傾向がありますが、その分品質も高くなります。

野球グローブに使用される革の部位

野球グローブに使用される革の部位

野球グローブに使用される革の部位

野球グローブに使用される革は、主に牛革が使用されています。牛革は、耐久性と柔軟性に優れており、野球グローブに最適な素材です。野球グローブに使用される革の部位は、大きく分けて3つあります。まず、最も重要なのが手のひら部分に使用される革です。手のひら部分は、ボールを捕球する際に最も力がかかる部分なので、耐久性と柔軟性に優れた革を使用する必要があります。次に、手首部分に使用される革です。手首部分は、グローブを装着する際に重要な部分なので、フィット感の良い革を使用する必要があります。最後に、親指部分に使用される革です。親指部分は、ボールを捕球する際に重要な役割を果たす部分なので、柔軟性に優れた革を使用する必要があります。

野球グローブの革の鞣し方

野球グローブの革の鞣し方

野球グローブの革の鞣し方

野球グローブに使用される革は、牛革が一般的です。牛革は強度と耐久性に優れているため、激しく使用される野球グローブに適しています。

野球グローブに使用される牛革は、主にステアハイドとカウハイドの2種類です。ステアハイドは雄牛の革で、カウハイドは雌牛の革です。

ステアハイドはカウハイドよりも強度と耐久性に優れており、高級な野球グローブに使用されます。カウハイドはステアハイドよりも柔らかく、手になじみやすいのが特徴です。

野球グローブの革は、植物タンニンなめしによって鞣されます。植物タンニンなめしは、植物由来のタンニンを使用して革を鞣す方法です。

植物タンニンなめしによって鞣された革は、強度と耐久性に優れているだけでなく、経年変化によって風合いが良くなるという特徴があります。

野球グローブの革を鞣す際には、革の厚さや柔軟性、色などを調整するために、様々な工程が行われます。

野球グローブの革は、強度と耐久性に優れているため、長期間使用することができます。また、経年変化によって風合いが良くなるため、愛着のある一品となります。

野球グローブの革の仕上げ方

野球グローブの革の仕上げ方

野球グローブの革の仕上げ方

野球グローブは、主に牛革で作られており、その品質は革の仕上げ方によって大きく異なります。革の仕上げには、主に、オイルドレザー、グリーストラザー、アニリンレザーの3種類があります。

オイルドレザーは、革に油を染み込ませたもので、しっとりと柔らかく、水や汚れに強いことが特徴です。グリーストラザーは、革にグリースを染み込ませたもので、オイルドレザーよりも固く、耐久性に優れています。アニリンレザーは、革に染料を染み込ませたもので、発色が良く、高級感があります。

野球グローブの革の仕上げ方を選ぶ際には、グローブの用途や好みに合わせて選ぶことが大切です。例えば、内野手用のグローブは、素早い動きが必要なため、柔らかくしなやかなオイルドレザーが適しています。外野手用のグローブは、遠投が必要なため、固く耐久性に優れたグリーストラザーが適しています。また、捕手用のグローブは、ボールの衝撃に耐える必要があるため、厚手で丈夫なアニリンレザーが適しています。

野球グローブの革の仕上げ方は、グローブの性能に大きく影響を与えるため、慎重に選ぶことが大切です。

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