革製品の用語『ワラビー』とは?その歴史や特徴を解説
革製品を知りたい
革製品の用語でワラビーについて知りたいです。
革製品の研究家
「ワラビー」はハイキングなどで使用されるモカシンタイプの靴のことです。短靴形式とブーツ式があり、甲にはベロアなどが用いられ、つま先型はオブリックトウで底にはクレープトウがつけられています。
革製品を知りたい
「モカシンタイプ」とはどういった特徴でしょうか?
革製品の研究家
モカシンタイプとは、一枚の革を縫い合わせて作られた靴のことで、足にフィットしやすいのが特徴です。また、底が薄く、屈曲性に優れているので歩きやすいという特徴もあります。
ワラビーとは。
革製品の用語「ワラビー」とは、ハイキングなどで使用されるモカシンタイプの靴のことである。短靴形式とブーツ式の2種類がある。甲の部分にはベロアなどが使われており、つま先の形状はオブリックトウである。また、底にはクレープトウが付いている。
ワラビーの歴史
「ワラビー」の歴史
「ワラビー」という名称の起源はオーストラリアの先住民アボリジニの言葉であり、カンガルーの一種であるワラビーに由来します。ワラビー革は、カンガルー革に比べて柔らかく、丈夫で通気性が良いのが特徴です。オーストラリアでは先住民の間で、ワラビー革は古くから衣類や靴の材料として重宝されてきました。
19世紀にヨーロッパ人がオーストラリアにやってくると、ワラビー革は欧米でも知られるようになりました。その柔らかく、丈夫な質感が評価され、靴やバッグ、財布など様々な革製品の素材として使用されるようになりました。現在でもワラビー革は世界中で愛されており、高級革製品の素材として使用されています。
ワラビーの特徴
ワラビーの特徴
ワラビーは、カンガルー科に属する有袋類の動物です。オーストラリアやタスマニア島に生息しており、その毛皮は革製品の素材として人気があります。ワラビーの革は、柔軟性と耐久性に優れており、また通気性もよいことから、靴やバッグなどのアイテムに多く使用されています。
ワラビーの革は、カンガルーの革とよく似ていますが、ワラビーの革の方がより柔らかく、しなやかなのが特徴です。また、ワラビーの革は、カンガルーの革よりもキズがつきにくいのも特徴です。ワラビーの革は、その優れた特性から、高級革製品の素材として珍重されています。
ワラビーの種類
ワラビーの種類
ワラビーは、大きく分けて2種類に分類されます。1つは、オーストラリア原産のワラビーで、もう1つは、ニュージーランド原産のワラビーです。
オーストラリア原産のワラビーは、体長が約50~80cm、体重は20~25kgほどで、温帯の森林や草原に生息しています。毛色は茶色や灰色で、体にはストライプ模様が入っています。オーストラリアでは、ワラビーは食用や毛皮用として飼育されています。
ニュージーランド原産のワラビーは、体長が約40~60cm、体重は10~15kgほどで、冷帯の森林や草原に生息しています。毛色は茶色や灰色で、体には白い斑点が入っています。ニュージーランドでは、ワラビーは害獣とみなされており、駆除されています。
ワラビーは、どちらも人間と共存して生きてきた動物です。オーストラリアでは食用や毛皮用として飼育され、ニュージーランドでは害獣として駆除されています。ワラビーの数は、今後減少していく可能性が高いです。
ワラビーの選び方
ワラビーの選び方
ワラビーを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず、履き心地は重要です。ワラビーはスニーカーのように気軽に履くことができるため、長時間履いても疲れにくいものを選びましょう。次に、ワラビーのデザインにも注目しましょう。ワラビーには、プレーンなデザインのものから、ステッチや装飾が施されたものまで、さまざまな種類があります。自分の好みに合ったデザインのワラビーを選びましょう。
また、ワラビーの素材にも注目しましょう。ワラビーは、スエードやヌバック、レザーなどで作られたものがあります。それぞれに特徴があるので、自分の好みに合った素材のワラビーを選びましょう。たとえば、スエードは柔らかく履き心地が良く、ヌバックは耐久性に優れているという特徴があります。そしてレザーは高級感があり、お手入れをすれば長く使うことができます。
最後に、ワラビーのサイズも重要です。ワラビーは、ジャストサイズで履くのが基本ですが、少し大きめのサイズを選んで、中敷きを入れて調整しても良いでしょう。ワラビーは、履いていくうちに革がなじんでくるので、ジャストサイズで履いてしまうと、最初はきついかもしれません。
ワラビーのお手入れ方法
ワラビーのお手入れ方法
ワラビーは丈夫な革ですが、適切なお手入れをしないと、色褪せたり、ひび割れたりしてしまいます。ワラビーを長く愛用するためには、定期的なお手入れが大切です。お手入れ方法は、以下の通りです。
1. ブラッシング
ワラビーに付いた埃や汚れを落とすために、ブラッシングを行います。ブラッシングには、毛足の柔らかいブラシを使用します。ブラッシングの際は、ワラビーの表面を傷つけないように、優しくブラッシングしてください。
2. レザーソープによる洗浄
ブラッシングだけでは落としきれない汚れは、レザーソープを使用して洗浄します。レザーソープは、ワラビー専用の洗浄剤です。レザーソープを水で薄めて、ワラビーに塗布します。その後、濡れた布でワラビーを拭き取ります。
3. レザーコンディショナーによる保湿
ワラビーを洗浄したら、レザーコンディショナーで保湿します。レザーコンディショナーは、ワラビーの革に栄養を与えて、柔らかく保つ効果があります。レザーコンディショナーをワラビーに塗布し、乾いた布でワラビーを拭き取ります。
4. ワックスによる保護
レザーコンディショナーを塗布したら、最後にワックスで保護します。ワックスは、ワラビーの表面に保護膜を作り、汚れや水分からワラビーを守ります。ワックスをワラビーに塗布し、乾いた布でワラビーを拭き取ります。