革の加工方法に関すること

革製品の用語『成型性』について

革製品の用語『成型性』について 成型性とは? 成型性とは、革が曲げたり、伸ばしたり、型抜きしたりなどの加工を施した際に、その形状を保持する能力のことです。 革の成型性は、革の繊維の構造や、革の厚さ、革のなめし方法などの様々な要因によって決まります。 革の繊維の構造は、革の成型性にとって重要な要素です。繊維が細かく密に詰まっている革は、繊維が粗く疎らに詰まっている革よりも成型性が高い傾向があります。これは、繊維が細かく密に詰まっている革は、繊維が粗く疎らに詰まっている革よりも変形しにくいからです。 革の厚さも、革の成型性に影響を与えます。厚い革は、薄い革よりも成型性が低くなる傾向があります。これは、厚い革は、薄い革よりも変形しにくいからです。 革のなめし方法も、革の成型性に影響を与えます。クロムなめし革は、タンニンなめし革よりも成型性が高くなる傾向があります。これは、クロムなめし革は、タンニンなめし革よりも繊維が柔らかく、変形しやすいからです。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『BOD』とは?

BODとは、革製品の用語で、タンナーの熟練者が革に含まれる余分なタンニンを抜き取るために実施する皮革処理の工程を指します。 革の厚み(重量)を落とし、繊維を締めることで、柔らかくなります。 革の厚みや風合いを変える効果があり、タンナー(なめし革職人)の腕の見せ所とも言われています。 BODは、革製品の風合いを損なわずに、なめらかで触り心地の良い革に仕上げるために重要な工程です。また、BODを施すことで、革の強度が上がり、耐久性が増すと言われています。
革鞣し(なめし)に関すること

小桜革とは?平安時代から伝わる美しい革製品

小桜革の歴史は古く、平安時代(西暦794年~1185年)にまでさかのぼります。小桜革は、京都の皮革職人によって開発された革製品で、その美しさからすぐに人気を博しました。小桜革は、桜の木の皮をなめして作られているのが特徴で、そのなめし工程は非常に複雑で、熟練した職人によって行われていました。小桜革は、その美しさから、茶道具や武具などの装飾品にも使用され、平安時代から室町時代(西暦1336年~1573年)にかけて、多くの工芸品が作られました。その後、戦乱の時代が続き、小桜革の生産は途絶えてしまいましたが、19世紀後半に、京都の皮革職人によって復活しました。現代では、小桜革は再び人気を集めており、工芸品やファッションアイテムなど、様々な製品に使用されています。
革の種類に関すること

知っていますか?革製品の用語『血粉』とは?

血粉とは、革製品の製造工程において、皮革をより丈夫で耐久性のあるものにするために使用される特殊な加工剤のことです。血粉は、動物の血液を乾燥させて粉末状にしたもので、革に塗布することで、革の繊維を強化し、耐摩耗性や耐水性を高める働きがあります。また、血粉は革に柔軟性と弾力性を与える効果もあるため、革製品の快適な使用感にも貢献しています。 血粉は、主に牛や豚などの動物の血液から作られますが、馬や鹿の血液で作られることもあります。血液は、まず遠心分離機で固形分と液体に分離され、固形分を乾燥機で乾燥させて粉末状にします。この粉末が、血粉です。血粉は、革製品の製造工程において、革を鞣す工程で使用されます。鞣しとは、皮革を柔らかくし、腐敗しにくくする加工のことです。血粉は、鞣し剤として革に塗布することで、革の繊維を強化し、耐久性を高めます。また、血粉は革に柔軟性と弾力性を与える効果もあるため、革製品の快適な使用感にも貢献しています。 血粉は、革製品の製造において欠かせない素材ですが、その一方で、環境への負荷も懸念されています。血粉の製造には、動物の血液が大量に使用されるため、動物福祉の観点から問題視されています。また、血粉の製造過程で発生する廃棄物も、環境汚染の原因となっています。そのため、現在では、血粉の製造を禁止している国や地域もあります。
レザーケアに関すること

革製品のお手入れに欠かせない保革油

革製品のお手入れに欠かせない保革油とは、革の柔軟性や耐久性を維持するために使用する油のことです。革は天然素材であるため、経年変化で徐々に乾燥したり硬くなったりすることがあります。保革油を定期的に塗布することで、革の潤いを保ち、ひび割れや破損を防ぐことができます。また、保革油には、革を防水したり、汚れを落としやすくしたりする効果もあります。 保革油を使用することで得られる主な効果は以下の通りです。 ・革の柔軟性や耐久性を維持する ・ひび割れや破損を防ぐ ・革を防水する ・汚れを落としやすくする 保革油は、革製品のお手入れに欠かせないアイテムです。定期的に塗布することで、革製品の寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語:平編みとは?

平編みとは、糸を交互に交差させながら編み上げる技法です。 平編み生地は、布帛生地よりも伸縮性があり、ソフトで肌触りの良い風合いが特徴です。 また、平編みの生地は通気性に優れており、洗濯後も乾きやすいという特徴があります。平編みは、ニット製品の多くに使用されており、セーター、カーディガン、マフラーなどの衣料品や、クッションカバーやテーブルクロスなどのインテリア雑貨など幅広く使用されています。
革の種類に関すること

革製品の用語『クロップ』とは?

クロップとは、革の表面を削り取る加工法のことです。革の表面を平らにしたり、キズやシワを目立たなくしたり、風合いを良くしたりする目的で行われます。クロップ加工を施すことで、革はより滑らかで均一な表面になり、高級感のある仕上がりになります。 クロップ加工には、機械式と手作業の2つの方法があります。機械式クロップは、革を機械に通して表面を削り取ります。この方法は、大量生産に向いており、比較的安価に加工できます。手作業クロップは、職人さんが手作業で革の表面を削り取ります。この方法は、機械式クロップよりも高価ですが、より繊細な仕上がりになります。 クロップ加工を施した革は、靴、鞄、財布、ベルトなど、さまざまな革製品に使用されています。クロップ加工を施した革は、耐久性と防水性に優れており、長く愛用することができます。
革の種類に関すること

革製品に使われる羊毛の用語

「革製品に使われる羊毛の用語」 「羊毛とは?」 羊毛とは、羊の体毛のことです。羊の毛は、表皮から生える外毛と、その下の皮膚から生える下毛の2種類に分けられます。外毛は、長く、太く、硬い毛で、防寒や防水の役割を果たしています。下毛は、短く、細く、柔らかい毛で、保温の役割を果たしています。 羊毛は、様々な革製品に使用されています。羊革は、羊の皮をなめして作った革で、柔らかく、しなやかで、傷つきにくいのが特徴です。羊革は、財布、バッグ、靴、アウターなどの革製品に使用されています。また、羊毛は、フェルトやカーペットなどの毛織物にも使用されています。フェルトは、羊毛を圧縮して作られた布で、保温性や吸湿性に優れており、帽子やマフラーなどのファッションアイテムに使用されています。カーペットは、羊毛を織って作られた敷物で、柔らかく、弾力性に優れており、床を傷つけにくいのが特徴です。
革の種類に関すること

コードバンを知ろう!魅力と特徴

-コードバンを知ろう!魅力と特徴- -コードバンとは何か?- コードバンとは、馬のお尻にある革のことです。その希少性や耐久性、そして美しい光沢感が特徴です。コードバンの原料となる馬は、主にヨーロッパとアメリカで飼育されています。コードバンは、馬のお尻の皮をなめして作られます。コードバンの最大の特徴は、その耐久性です。コードバンは、一般的な革よりもはるかに丈夫で、傷がつきにくいという特徴があります。また、コードバンは、美しい光沢感があります。この光沢感は、コードバンに含まれる天然の油分によるものです。コードバンは、その希少性、耐久性、そして美しい光沢感から、高級革として扱われています。コードバンは、靴や財布、バッグなどの革製品に使用されています。
革の加工方法に関すること

革製品の仕上げ工程

革製品の仕上げ工程とは、なめされた革を製品として完成させるための最終工程のことです。仕上げ工程には、革の表面を研磨して滑らかにする「バフ掛け」、革に色を付ける「染色」、革の表面に保護膜を形成する「コーティング」などがあります。 仕上げ工程は、革の種類や製品の種類によって異なる場合がありますが、一般的には以下の手順で行われます。 1. 革の表面を研磨して滑らかにする「バフ掛け」 2. 革に色を付ける「染色」 3. 革の表面に保護膜を形成する「コーティング」 4. 革の表面にツヤを出す「磨き」 5. 革の縁を処理する「コバ処理」 これらの工程を経て、革製品は完成します。仕上げ工程は、革製品の品質を左右する重要な工程であるため、丁寧に作業することが大切です。
革の種類に関すること

丈夫な皮革の秘密とその用途

板目皮とは、クロムなめしの牛革を機械で漉き、表皮を細かく削り取ることで得られる皮革の一種です。その名の通り、板目状の木目のような規則的な模様が特徴で、厚みがあり丈夫なことから、主にバッグ、財布、靴などの小物類や衣料品に使用されます。 板目皮は、表皮を削り取ることで毛穴やシワなどの表面の凹凸が少なくなり、なめらかな質感を得ることができます。また、クロムなめしをしているため、耐久性と耐水性に優れ、お手入れも簡単です。 板目皮は、その丈夫さと耐久性から、長年愛用できる製品作りに適しています。バッグや財布などの小物類は、毎日持ち歩くものなので、丈夫で長持ちする素材が求められます。板目皮は、その条件を満たす素材として最適です。また、靴や衣料品など、毎日身に着けるものについても、丈夫で長持ちすることが重要です。板目皮は、そのニーズに応えることができる素材と言えます。
革の種類に関すること

酸可溶性コラーゲンとは?革製品の用語解説

本革の表面の堅さ・柔らかさ、弾力・緻密さは皮革中のコラーゲンを可溶化させる度合いで決まります。革作りの過程において酸で皮をなめす際、皮の中で生成されるコラーゲンは酸可溶性コラーゲン、アルカリ可溶性コラーゲン、不溶性コラーゲンと3つのタイプに分かれます。その中の酸可溶性コラーゲンは酸で可溶化するコラーゲンで、不溶性コラーゲンと比べぺとぺとした感触で伸びる性質があり、革の仕上げ段階の増粘剤や接着剤に使われます。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『回収タンパク質』について

革製品の用語『回収タンパク質』について 回収タンパク質とは? 回収タンパク質は、動物の死骸や廃棄物から得られるタンパク質のことです。回収タンパク質は、飼料や肥料、ペットフード、化粧品、医薬品などの様々な製品に使用されています。回収タンパク質は、動物の死骸や廃棄物を利用するため、環境にも優しいとされています。回収タンパク質は、再生可能資源であり、石油由来の原料に代わる持続可能な原料として注目されています。
レザーバッグに関すること

革製品の用語『へり返し』とは?

革製品の用語『へり返し』とは? へり返しとは何か? 革製品の用語「へり返し」とは、革製品の端部分を折り返して縫い合わせることで、強度を高めたり、ほつれ防止をしたりする加工方法のことです。財布、バッグ、ベルトなど、さまざまな革製品に使用されています。 へり返しには、さまざまな種類があります。最も一般的なのは、「袋縫い」と呼ばれる方法で、革製品の端を折り曲げて縫い合わせます。これにより、革製品の端がほつれにくくなり、強度も高まります。 また、「巻き縫い」と呼ばれる方法もあります。これは、革製品の端を折り曲げて、その上から別の革を縫い合わせる方法です。巻き縫いによって、革製品の端がより丈夫になり、装飾的な効果も得られます。 さらに、「パイピング」と呼ばれる方法もあります。これは、革製品の端を折り返して、その中に紐やコードを入れて縫い合わせる方法です。パイピングによって、革製品の端がより装飾的な仕上がりになります。 へり返しは、革製品の強度を高めたり、ほつれ防止をしたりするのに有効な加工方法です。また、装飾的な効果も得られるため、さまざまな革製品に使用されています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『公害』ってどんな意味?

革製品業界において「公害」という言葉は、化学物質などによる汚染物質を含む非天然物質を意味します。これらの物質は、革を柔らかくしたり、色をつけたり、耐久性を高めたりするために使用されますが、人体や環境に有害となる可能性があります。 公害は、革のなめし工程や染色工程で発生します。なめし工程では、皮を柔らかくするために化学物質を使用します。これらの化学物質には、クロム、アルミニウム、タンニンなどが含まれます。染色工程では、皮に色をつけるために化学染料を使用します。これらの化学染料には、アゾ染料、ニトロ染料、アントラキノン染料などが含まれます。 公害は、人体や環境に有害となる可能性があります。人体に有害な公害には、発がん性物質、変異原性物質、生殖毒性物質などがあります。環境に有害な公害には、水質汚染物質、大気汚染物質、土壌汚染物質などがあります。 革製品業界では、公害を削減するための取り組みが進められています。化学物質の使用量の削減、無公害の化学物質の開発、汚水処理の強化などが行われています。また、消費者は、公害の少ない革製品を選択することで、公害の削減に貢献することができます。
レザーシューズに関すること

ウォーキングシューズ

ウォーキングシューズとは、歩くことに適した靴のことです。ウォーキングシューズは、長時間歩いても疲れにくく、足への負担を軽減する作りになっています。また、ウォーキングシューズは、歩行をサポートするための機能がついているものも多くあります。 ウォーキングシューズを選ぶ際には、まず自分の足に合ったサイズを選ぶことが大切です。ウォーキングシューズは、少し大きめの方が歩きやすいと言われています。また、ウォーキングシューズは、クッション性やグリップ力などの機能も考慮して選びましょう。 ウォーキングシューズを履いて歩くことで、足への負担を軽減し、長時間歩いても疲れにくくなります。また、ウォーキングシューズを履いて歩くことで、歩行をサポートする機能によって、歩行が楽になります。ウォーキングシューズを履いて歩くことで、健康維持やダイエットにも効果的です。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の加工に欠かせない重クロム酸カリウム

重クロム酸カリウムとは何か? 重クロム酸カリウムは、化学式K2Cr2O7で表される無機化合物です。赤褐色の固体で、水に溶けやすい性質を持っています。重クロム酸カリウムは、酸化剤として使用されることが多く、皮革産業においては、皮革をなめす際に使用されます。なめしとは、皮革を柔らかくし、腐敗を防ぐ加工のことです。重クロム酸カリウムを使用すると、皮革の繊維を結合させ、革を丈夫にすることができます。また、重クロム酸カリウムは、皮革に色を付ける際にも使用されます。
革の種類に関すること

革製品の用語:安全靴とは?

革製品の用語の中でも、安全靴とは、文字通り足を守ってくれる特殊な靴のことです。一般的な靴と比べて、つま先を保護するためのトゥキャップや、靴底に滑りにくい工夫が凝らされているなど、安全性を重視した設計がなされています。特に重労働や危険を伴う作業に従事する人にとって、安全靴は必須のアイテムです。 安全靴は、作業の種類や環境に合わせてさまざまな種類があります。たとえば、建設現場で使用する安全靴はつま先を保護するトゥキャップが強化されているものが多く、食品工場で使用する安全靴は滑りにくい靴底が採用されているものが多いです。また、電気工事がらみに使用される安全靴は電気を通さない特殊な素材が使用されているものもあります。
革の種類に関すること

革製品の用語『ホルスタイン』とその特徴

ホルスタインレザーとは、農場から食肉加工場で食肉を得た後のホルスタイン種の牛皮を加工した革のことです。ホルスタイン牛は、ドイツ原産の黑白の毛並みが特徴の乳牛です。ホルスタインレザーは、ヨーロッパでは防水性を備えた非常に丈夫な革として古くから使われてきました。現在では、アメリカや南米などでも、ホルスタインレザーを生産しています。 ホルスタインレザーは、食肉を生産した牧場で育った牛を加工しますので、革の質は牧場ごとに異なる場合があります。また、ホルスタインレザーは、他の皮革製品に比べて、キズや色ムラなどが目立ちやすいため、完璧な革を求める人には不向きといえます。しかし、キズや色ムラも、ホルスタインレザーの個性として、好まれる人も多くいます。
革の加工方法に関すること

革用語『アルカリ性』の意味について解説!

革用語『アルカリ性』の意味について解説! アルカリ性とは? アルカリ性とは、革のpH値が高い状態のことをいいます。革のpH値が低いほど酸性に偏り、pH値が高いほどアルカリ性に偏ります。一般的に、革のpH値は3.5~4.5の間で、それよりも高い場合はアルカリ性、低い場合は酸性とされます。アルカリ性の革は、酸性の革よりも硬く、耐久性があります。また、アルカリ性の革は、酸性の革よりも水に強く、縮みにくいという特徴があります。
革鞣し(なめし)に関すること

伝統的な皮なめし法『くん』

くんとは? くんとは、姫路の伝統的な皮なめし法です。約800年前の平安時代に始まったとされ、「くめかわ」とも呼ばれています。生皮を石灰と小麦ふすまを用いて水に浸し、獣毛、皮脂などの不純物を除去し、その後、タンニン液を用いて皮をなめします。タンニン液は樫の木の粉、渋柿の渋などを用います。なめしを終えた皮は、火で乾燥させて、柔らかくして完成です。 姫路では、古くから革製品作りが盛んでした。姫路城の城主が、家臣に革製品を奨励したとも伝えられています。くんの皮は、丈夫で、風合いが良いことから、鎧や兜、弓矢などの武具や、靴、財布、バッグなどの日用品に広く用いられてきました。 現在でも、姫路にはくんの技術を受け継ぐ職人たちがいます。県の伝統工芸品にも指定されており、国内外の注目を集めています。