革製品の用語『生皮』とは？
革製品を知りたい
先生、「革製品の用語『生皮』について教えていただけますか？
革製品の研究家
生皮とは、体から剥いで、保存処理を施していない生の皮のことです。血生 кожу（ちなま kawakawa） 、血生 kawai （ちなま gawa ）とも呼ばれます。腐敗しやすいので、剥皮直後から、自己分解、細菌による皮質の劣化が始まります。そのため、良質な製革用原料を確保するために、早急に保存処理を行うことが大切です。
革製品を知りたい
生皮という場合、塩生皮のように施塩したものまで指すのですか？
革製品の研究家
はい、生皮という場合、塩生皮のように施塩したものまで指します。これは、乾皮または革に対して称される用語です。同じ生皮でも「きがわ」という時は、脱毛後鞣さずに乾燥した皮を指します。
生皮とは。
革製品の用語「生皮」とは、動物の体から剥がしたばかりで、何の保存処理も施されていない皮のことです。これを血生（ちなま）または血生皮（ちなまがわ）ともいいます。生皮は腐敗しやすいため、剥皮直後から酵素による自己分解や細菌による皮質の劣化が始まります。良質な製革用原料を確保するためには、早急に保存処置を行うことが大切です。
また、生皮という場合、塩生皮のように塩を塗布したものまで指すこともあります。これは乾皮や革に対して使用される用語です。
「きがわ」とは、生皮の中でも脱毛後鞣さずに乾燥させた皮を指します。
生皮とは？
革製品の用語『生皮』とは？
-生皮とは？-
生皮とは、動物から剥がされたばかりの皮のことを指します。生皮は、動物の種類や部位によって、厚さや質感などが異なります。また、生皮は、そのままでは腐敗してしまうため、なめしと呼ばれる加工が必要です。なめしとは、生皮に薬品や油脂などを加えて、腐敗を防ぎ、耐久性や柔軟性を与える加工のことです。なめされた皮は、革と呼ばれます。
生皮の特徴
生皮の特徴
生皮は、動物の皮をなめす前の状態を示す言葉です。生皮は、そのままでは腐敗しやすいので、なめすという工程を経て、革製品として使用できる状態にします。なめすとは、動物の皮を保存できるように特殊な薬品を使って処理する工程です。なめすことで、皮は柔軟性があり、耐久性のある状態になります。
生皮の特徴としては、独特の臭いがあることです。また、生皮は非常に柔らかく、水分を多く含んでいます。生皮は、水分量が多いため、腐敗しやすいという特徴があります。そのため、生皮をそのまま保存することはできません。生皮を長期保存するためには、なめすという工程が必要です。なめすことで、生皮を腐敗から守ることができます。
生皮は、革製品の原料として使用されます。革製品とは、動物の皮をなめして加工した製品のことです。革製品には、財布、バッグ、靴、ベルトなどがあります。革製品は、耐久性に優れており、長く使用することができます。また、革製品は、使い込むほどに味が出てくるという特徴があります。生皮は、革製品の原料として使用されるため、とても貴重なものです。
生皮の保存方法
-生皮の保存方法-
生皮は、適切に保存しないとすぐに腐敗してしまうため、適切な保存方法が必要です。 生皮の保存方法は、皮の種類によって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
* -塩蔵法-
塩蔵法は、生皮を塩水に漬けて保存する方法です。 塩蔵法は、皮を塩漬けにすることで、皮の腐敗を防ぐことができます。塩蔵法は、古くから行われてきた伝統的な保存方法であり、現在でも広く用いられています。
* -冷凍法-
冷凍法は、生皮を冷凍庫で保存する方法です。 冷凍法は、皮を冷凍することで、皮の腐敗を防ぐことができます。冷凍法は、塩蔵法よりも保存期間が長く、また、皮の品質を維持することができます。しかし、冷凍法は、塩蔵法よりもコストがかかります。
* -乾燥法-
乾燥法は、生皮を乾燥させて保存する方法です。 乾燥法は、皮を乾燥させることで、皮の腐敗を防ぐことができます。乾燥法は、塩蔵法や冷凍法よりも保存期間が短く、また、皮の品質が低下する可能性があります。しかし、乾燥法は、塩蔵法や冷凍法よりもコストがかかりません。
生皮の保存方法は、皮の種類や保存期間によって異なります。保存方法を選択する際には、これらの点を考慮することが重要です。
生皮の活用方法
生皮の活用方法
生皮は、鞣し加工をしていない動物の皮のことです。そのままだと腐敗してしまうため、なめす必要があります。なめすことで、皮を柔らかくし、耐久性を高めることができます。
生皮は、主に衣料品や革製品に使用されます。衣料品としては、コートやジャケット、パンツなどが挙げられます。革製品としては、バッグや財布、靴などが挙げられます。
生皮は、そのままでは使用できないため、なめす必要があります。なめす方法は、大きく分けて2つあります。1つは、植物性のタンニンを使用する方法です。もう1つは、クロムを使用する方法です。
タンニンなめしは、古くから行われている伝統的な方法です。タンニンは、オークの木やミモザの木などの樹皮に含まれる成分です。タンニンなめしは、クロムなめしよりも時間がかかりますが、より柔らかく、耐久性に優れた革になります。
クロムなめしは、タンニンなめしよりも早く、安価に行うことができます。クロムなめしの革は、タンニンなめしの革よりも硬く、耐久性に劣りますが、水に強く、型崩れしにくいという特徴があります。
なめした生皮は、衣料品や革製品に使用されます。衣料品としては、コートやジャケット、パンツなどが挙げられます。革製品としては、バッグや財布、靴などが挙げられます。
生皮の選び方
生皮選びのポイントは、皮に傷がないかどうかを確認することです。 皮の表面に傷があると、そこから水が浸入して腐敗の原因になってしまいます。また、毛並みがきれいな皮を選ぶことも大切です。毛並みがきれいな皮は、健康な牛からとれた皮である可能性が高く、傷が少ないものです。
さらに、皮の厚みも重要なポイントです。 厚みのある皮は、耐久性に優れています。薄手の皮は傷つきやすく、破れやすいので注意が必要です。予算や用途に合わせて、適切な厚みの皮を選びましょう。