革製品用語解説:ゴム系接着剤とは
革製品を知りたい
革製品の用語『ゴム系接着剤』について教えて下さい。
革製品の研究家
ゴム系接着剤とは、天然ゴムや合成ゴムを主成分とした接着剤のことです。
革製品を知りたい
合成ゴムにはどのような種類がありますか?
革製品の研究家
合成ゴムには、ブチルゴム、ネオプレン、スチレンブタジエン、ニトリルゴムなどがあります。
ゴム系接着剤とは。
ゴム系接着剤とは、天然ゴムや合成ゴム(ブチルゴム、ネオプレン、スチレンブタジエン、ニトリルゴムなど)を主成分とする接着剤のことです。接着剤の種類としては、溶剤に溶かした溶液型と水に分散したラテックス型の2種類があります。
ゴム系接着剤の特徴
ゴム系接着剤の特徴は、その粘着力の強さにあります。ゴム系接着剤は、ポリウレタンやシリコーンなどの樹脂を主成分として作られており、エポキシ系やアクリル系などの他の接着剤よりも接着力が強く、耐久性や耐水性に優れています。そのため、家具や靴、バッグなどの革製品の製造や修理に適しています。ゴム系接着剤は、また柔軟性があり、革の伸縮に合わせて曲げたり伸ばしたりすることができるため、革製品の接着に適しています。さらに、ゴム系接着剤は、速乾性があるため、作業時間を短縮することができます。
ゴム系接着剤の種類
ゴム系接着剤の種類
ゴム系接着剤は、その組成や用途に応じて、様々な種類があります。代表的な種類は以下の通りです。
* 天然ゴム系接着剤天然ゴムを主成分とした接着剤です。ゴムの粘着力を利用して接着します。強靭で弾力性に優れているのが特徴です。
* 合成ゴム系接着剤合成ゴムを主成分とした接着剤です。天然ゴム系接着剤よりも耐油性や耐熱性に優れています。
* ウレタン系接着剤ウレタン樹脂を主成分とした接着剤です。速乾性と柔軟性に優れているのが特徴です。
* アクリル系接着剤アクリル樹脂を主成分とした接着剤です。透明性と耐候性に優れているのが特徴です。
* シリコーン系接着剤シリコーン樹脂を主成分とした接着剤です。耐熱性と撥水性に優れているのが特徴です。
用途に応じて適切な種類のゴム系接着剤を選ぶことが大切です。
ゴム系接着剤の用途
ゴム系接着剤の用途
ゴム系接着剤は、弾力性や耐衝撃性に優れ、さまざまな素材を接着することができます。そのため、幅広い用途で使用されています。
代表的な用途としては、以下のものがあります。
・靴底の接着
・スポーツ用品の接着
・自動車部品の接着
・建築資材の接着
・家具の接着
・雑貨の接着
ゴム系接着剤は、その優れた性能から、さまざまな産業で使用されています。今後も、ゴム系接着剤の需要は高まっていくことが予想されます。
ゴム系接着剤の注意点
ゴム系接着剤の注意点
ゴム系接着剤は、有機溶剤系の接着剤であり、ゴム状の樹脂を主成分としています。ゴム系接着剤は、金属、プラスチック、木材、革など、さまざまな素材を接着することができます。ただし、ゴム系接着剤を使用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、ゴム系接着剤は、シンナーなどの有機溶剤を含んでいるため、取り扱いには注意が必要です。また、接着剤が乾燥すると、硬化して弾力がなくなります。そのため、接着剤を塗った後は、すぐに接着する必要があります。
また、ゴム系接着剤は、接着剤同士がくっついてしまうことがあるので、接着する際は、接着剤を薄く塗ることが大切です。さらに、ゴム系接着剤は、高温や低温に弱いので、接着した後は、接着剤を直射日光や高温の場所に置かないようにします。
その他、ゴム系接着剤は、長期保存ができないので、購入後は早めに使用するようにしましょう。
ゴム系接着剤のおすすめブランド
ゴム系接着剤のおすすめブランド
ゴム系接着剤は、革製品の接着に最適な接着剤です。ゴム系接着剤は、ゴムと溶剤を混合した液体の接着剤で、接着力が強く、柔軟性があり、耐候性にも優れています。ゴム系接着剤は、革製品の修理や製作に幅広く使用されています。
ゴム系接着剤のおすすめブランドは、以下の通りです。
* -コニシ株式会社-コニシ株式会社は、ゴム系接着剤の老舗メーカーです。コニシ株式会社のゴム系接着剤は、強力な接着力で、柔軟性があり、耐候性にも優れています。
* -セメダイン株式会社-セメダイン株式会社は、ゴム系接着剤のもう一つの大手メーカーです。セメダイン株式会社のゴム系接着剤は、ゴム系接着剤としては比較的安価で、接着力も十分です。
* -住友化学株式会社-住友化学株式会社は、ゴム系接着剤の他にも、さまざまな接着剤を製造しています。住友化学株式会社のゴム系接着剤は、耐候性に優れており、屋外での使用にも適しています。
ゴム系接着剤を購入する際には、接着する革製品の材質や、使用環境などを考慮して、最適なゴム系接着剤を選択してください。