革製品用語『鼓、鞁』
革製品を知りたい
『鞁』ってどういう意味ですか?
革製品の研究家
『鞁』は、桜材など木目は美しいが靱性、耐久性の低い樹木を用いて砂時計形のくり(刳)貫き胴にし、鉄枠の輪にさび止めのため竹の皮を巻いた枠に馬皮を張った皮を両側につけ、両方を調緒<しらべお>(麻緒)というひも(紐)で均等に締め付けたもののことです。
革製品を知りたい
『鞁』は、両側に皮を張った楽器のことなんですね。
革製品の研究家
そうです。 『鞁』は、両側に皮を張った楽器で、胴廻りに対して皮を張った輪が相当に大きい点が日本的な特徴といわれています。
鼓、鞁とは。
鼓、鞁とは、中空の枠の胴に皮革を張り、これを手やばちで叩いて音を出す膜鳴楽器です。素材的には、桜材など木目は美しいが靱性、耐久性の低い樹木を用いて砂時計形のくり(刳)貫き胴にし、鉄枠の輪にさび止めのため竹の皮を巻いた枠に馬皮を張った皮を両側につけ、両方を調緒(しらべお)という麻緒(ひも紐)で均等に締め付けたものです。ひょうたん型の胴の細い部分は空洞で抜かれていて、つながっています。両側の膨らんだ部分を乳袋といいます。胴回りに対して皮を張った輪が相当に大きい点は日本的な特徴といわれています。
生皮のほかは乾皮で流通しているので、流水で水戻しを行い、塩や薬品を抜きます。一定の大きさに裁断した後、ぬか(糠)と塩を水に溶かした溶液に浸けてせん(剪)刀で脱毛します。天日で張り干し、裏漉きで厚みを調整します。
鼓、鞁とは
革製品用語『鼓、鞁』
「鼓、鞁とは」
革製品の用語の一つに「鼓、鞁」があります。鼓とは、太鼓の胴部分に張る皮のことです。鞁とは、太鼓の胴部分と皮を締めるための紐のことです。鼓と鞁は、太鼓を作る上で欠かせない材料であり、太鼓の音色や耐久性に大きな影響を与えます。
鼓は、牛革や馬革などの動物の皮で作られます。皮の厚さや鞣し方によって、太鼓の音色が変わってきます。鞁は、麻や革などの丈夫な素材で作られます。鞁の太さや編み方によって、太鼓の耐久性が変わってきます。
鼓と鞁は、太鼓を作る上で重要な材料であり、太鼓の音色や耐久性に大きな影響を与えます。そのため、太鼓を作る際には、鼓と鞁の素材や品質にこだわり、丁寧に作ることが大切です。
鼓、鞁の歴史
鼓、鞁の歴史
鼓と鞁は、日本において古来より用いられてきた革製品です。鼓は、動物の皮を張った太鼓の一種で、神事や祭礼、また芸能の際に使用されてきました。鞁は、馬具の一種で、馬の背中に置いて鞍を固定する役割を果たします。これらの製品は、ともに馬の皮や牛の皮など、動物の皮革を用いて作られており、丈夫で長持ちすることが特徴です。
鼓は、縄文時代から存在していたと考えられており、弥生時代には、祭祀や儀式の際に使用されていたことがわかっています。古墳時代には、鼓が権力の象徴として扱われるようになり、王族や貴族の墓に副葬品として納められました。奈良時代には、唐の影響を受けて鼓の種類が豊富になり、雅楽や舞踊の伴奏として使用されるようになりました。平安時代には、鼓が庶民の間にも広がり、芸能の際に使用されるようになりました。
鞁は、奈良時代に中国から伝来したと考えられており、平安時代には、馬具の一種として広く使用されるようになりました。鎌倉時代には、鞁が武具の一部として扱われるようになり、武士が鎧兜を身に着ける際に使用されるようになりました。室町時代には、鞁が装飾品として扱われるようになり、金や銀、宝石などの装飾が施された鞁が作られるようになりました。江戸時代には、鞁が庶民の間にも広がり、乗馬や荷物の運搬に使用されるようになりました。
鼓、鞁の構造
鼓、鞁の構造
鼓と鞁は、それぞれ異なる特徴を持っています。まず、鼓は、牛革または馬革で作られており、太鼓のように丸い形をしています。胴の部分は、木または金属で作られており、皮を張ってあります。皮は、革をなめして薄くしたもので、皮を張ることで、太鼓のような音が鳴るようになります。
一方で、鞁は、牛革または馬革で作られており、細長い形をしています。胴の部分は、木または金属で作られており、皮を張ってあります。皮は、革をなめして薄くしたもので、皮を張ることで、太鼓のような音が鳴るようになります。また、鞁には、胴の両端に紐がついており、紐を引っ張ることで、皮を張ることができます。
鼓と鞁は、どちらも、革で作られているという共通点があります。革は、動物の皮をなめして作られたもので、丈夫で耐久性があるという特徴があります。また、革は、水に強いという特徴もあります。
鼓、鞁の製作方法
– 革製品用語『鼓、鞁』
-# 鼓、鞁の製作方法
鼓とは、馬具の一種で、馬の腹に取り付け、鞍を支える役割を果たすものです。一方、鞁とは、馬の腰の部分に取り付け、鐙を吊り下げるための革製品です。どちらも、馬に乗る上で欠かせない道具です。
鼓と鞁の製作方法は、大きく分けて三つあります。一つ目は、革を切って縫い合わせる方法です。この方法は最も一般的で、シンプルな構造の鼓や鞁を製作できます。二つ目は、革を型押しして成形する方法です。この方法は、複雑な模様や立体的な形状の鼓や鞁を製作できます。三つ目は、革と金属を組み合わせて製作する方法です。この方法は、強度や耐久性の高い鼓や鞁を製作できます。
鼓や鞁の製作には、熟練した職人技が必要とされます。そのため、高品質の鼓や鞁は、希少価値が高く、馬具のコレクターの間で人気を集めています。
鼓、鞁の用途
– 革製品用語『鼓、鞁』
革製品の世界では、『鼓』と『鞁』という言葉がよく使われます。この言葉は、革製品の部位や用途を表すもので、革製品の品質や特徴を知るときに重要なポイントとなります。
– 革製品の『鼓』と『鞁』の用途
『鼓』は、革製品の表面に塗布されるコーティング剤のことです。『鞁』は、革製品の内側に塗布されるコーティング剤のことです。これらのコーティング剤は、革製品を防水したり、汚れや傷から保護したり、革製品の耐久性を高めたりする役割があります。