革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語「ドライタンニング」とは?

-ドライタンニングとは?- ドライタンニング(乾式鞣し)とは、革製品の製造において、皮をなめすために使用される伝統的な手法のひとつです。このプロセスでは、クロム塩などの化学薬品ではなく、タンニンと呼ばれる天然の植物性染料を使用して、皮をなめします。タンニンは、樹皮、葉、果実など、さまざまな植物に含まれるポリフェノールの一種です。ドライタンニングでは、タンニンを水に溶かし、皮をその溶液に浸すことで、タンニンが皮のタンパク質と結合して、皮をなめしていきます。このプロセスは、通常、数日から数週間かかります。 ドライタンニングは、革製品に独特の風合いと耐久性を与えます。ドライタンニングでなめされた革は、柔軟性があり、通気性も良く、水や汚れにも強いです。また、ドライタンニングでなめされた革は、時間の経過とともに、色合いが変化し、味わい深いエイジングをしていきます。
その他

REACHとは?知っておきたい革製品の用語

REACHとは、Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicalsの略称で、化学物質の登録、評価、認可、制限に関する欧州連合(EU)の規制です。有害物質による人間の健康と環境への影響を軽減することを目的としています。革産業においては、REACHは革の生産や加工に使用される化学物質の規制に適用されます。 REACHは2007年に施行され、EU加盟国やEU圏内で販売されるすべての化学物質がREACHの規制の対象となります。革産業においては、REACHは革の製造や加工に使用される化学物質、例えばクロム、アルデヒド、染料、仕上げ剤などが規制の対象となります。これらの化学物質は、人体や環境に有害な影響を与える可能性があるため、REACHでは使用が制限されています。 REACHは、革産業にとって重要な規制であり、革の生産や加工において使用される化学物質の安全性と環境への影響を低減するために重要な役割を果たしています。
革の加工方法に関すること

トグルとは?革のネット張りを行うための特殊な金属製クランプをご紹介

トグルとは、革のネット張りを行うために使用される特殊な金属製クランプのこと。革の端を折り曲げ、トグルで固定することで、ネット状の模様を革に施していきます。トグルは、様々なサイズや形状のものがあり、使用する革の厚みやネット張りのデザインに合わせて選択することができます。 トグルは、金属製であるため耐久性に優れており、何度も繰り返し使用することができます。また、トグルを使用することで、均一で美しいネット張りを施すことができます。トグルは、革のネット張りを行うための必需品であり、革工芸を趣味とする方や、革製品を制作する職人の方に広く使用されています。
その他

革製品の用語『溶存酸素』とは?

革製品の用語『溶存酸素』とは? 溶存酸素とは、水中に溶け込んだ酸素のことです。水の溶解度は温度や圧力によって変化し、温度が低いほど、圧力が高いほど、溶解度は高くなります。溶存酸素は、水生生物の呼吸に欠かせないもので、また、水質浄化にも重要な役割を果たしています。 溶存酸素とは何か? 溶存酸素とは、水中に含まれる酸素のことです。酸素は、他の物質と化合して酸化物を生成する性質があり、この性質を利用して、水質を浄化することができます。また、溶存酸素は、水生生物の呼吸にも欠かせないものです。魚類や貝類などの水生生物は、水中の溶存酸素を取り込んで呼吸をしています。溶存酸素がなければ、水生生物は生存することができません。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『ブルー』の基礎知識

革製品の用語「ブルー」の基礎知識 ブルーとは、タンニンなめし革の製造工程で作られた段階の名称。タンニンなめし革とは、タンニンと呼ばれる植物由来の化学物質を使用して革をなめしたもので、耐久性と耐水性に優れているのが特徴。 ブルーの段階は、革をなめした後の水洗いを終え、乾燥させる前の段階。この段階では、革は水を含んでおり、青みがかった色をしていることから、ブルーと呼ばれている。 ブルーの段階では、革は非常に柔らかく、加工しやすい状態になっている。そのため、この段階で革を染色したり、型押しをしたりするなど、さまざまな加工が行われる。 加工が完了した革は、乾燥させて仕上げられ、製品として出荷される。
革の加工方法に関すること

革製品の個性と特徴を生む:プルアップ仕上げの魅力を徹底解析

プルアップ仕上げとは、表面をワックスやオイルでコーティングすることで、革本来の個性と特徴を際立たせた仕上げのことです。この仕上げは、革靴、バッグ、財布などの革製品に使用されており、独特の風合いが魅力となっています。プルアップ仕上げの革製品は、使い込むほどに表面にキズやスレが付きますが、それが独特の風合いとなって革本来の個性を際立たせます。また、革の表面にワックスやオイルが染み込むことで、革製品に防水性や耐久性を持たせる効果もあります。
レザーグッズに関すること

革製品の用語『丸編み』とは?

丸編みとは、その名の通り、丸く編まれた革製品のことです。 革を裁断し、編み込むことで作られており、その特徴は、しなやかな風合いと丈夫さにあります。 丸編みは、バッグや靴、財布といったさまざまな革製品に使用されており、その用途は幅広いです。 丸編みの特徴として、まず挙げられるのは、しなやかな風合いでしょう。 丸編みで作られた革製品は、柔らかくしなやかな触り心地で、使い込むほどに風合いが増していきます。 また、丸編みは丈夫な作りという特徴があります。 丸編みは、革を編み込むことで作られるため、通常の縫製よりも強度が高く、耐久性に優れています。 丸編みの用途は、バッグや靴、財布など、さまざまな革製品に使用されています。 しなやかな風合いと丈夫さから、日常使いに最適な革製品と言えます。 また、丸編みの革製品は、経年変化を楽しめるのも魅力のひとつです。 使い込むほどに風合いが増していくので、長く愛用することで自分だけのお気に入りの革製品に育っていきます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『中性油』について

中性油とは何か 革製品のお手入れに用いられるオイルの総称は、革の種類によって使い分けられます。そのなかでも最も代表的なオイルが「中性油」です。中性油は、素材を傷つけずに汚れを落とすことができ、革の栄養補給や保護に効果を発揮します。中性油は、動物性油脂と植物性油脂を精製して作られたオイルで、無色透明で無味無臭です。革に浸透しやすく、潤いを与えながら汚れを落とすことができます。
革の種類に関すること

薄物革ってなに?特徴と加工方法を解説!

革の厚みは、0.5mmから1.5mm程度であり、一般的な革の厚みに比べて非常に薄くなっています。そのため、薄物革は、軽くて柔らかいのが特徴です。また、薄物革は、伸縮性や通気性にも優れているため、衣料品や靴などの素材としても適しています。 薄物革の加工方法は、一般的な革の加工方法とは異なります。一般的な革の加工方法は、なめしというプロセスを経ることで、革を柔らかくしなやかにします。しかし、薄物革は、なめしのプロセスを経ずに、機械で薄く削ることで作られます。この加工方法により、薄物革は、一般的な革よりも軽量で、柔らかくしなやかな質感になります。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品における浴量の重要性

-浴量の定義- 浴量は、革のなめしや染色などの加工の際に、浴槽に革を入れて加工液に浸す時間のことです。 浴量は、革の厚さや種類、加工の種類によって異なります。 일반的に、革が厚いほど、浴量は長くなります。 また、染色などの加工の種類によっても、浴量は異なります。たとえば、革を明るい色に染めるためには、浴量が長く必要になります。
革の種類に関すること

革製品の用語『肌理』の豆知識

肌理とは、革の表面の細かさや滑らかさを表す言葉です。肌理のよい革は、キメが細かく、表面が滑らかで美しいのが特徴です。一方、肌理の粗い革は、キメが粗く、表面がザラザラとしているのが特徴です。 肌理は、革のなめし方や仕上げ方によって決まります。一般的に、植物タンニンなめしの革は肌理が細かくなり、クロムなめしの革は肌理が粗くなります。また、革を磨けば磨くほど、肌理は細かくなります。 肌理は、革の強度や耐久性にも影響を与えます。肌理のよい革は、肌理の粗い革よりも強度と耐久性に優れています。これは、肌理のよい革は、キメが細かく、繊維が密に詰まっているためです。 肌理は、革製品の見た目や手触りにも影響を与えます。肌理のよい革は、高級感があり、手触りがなめらかです。一方、肌理の粗い革は、カジュアルな雰囲気があり、手触りがザラザラしています。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品のにおいとは?

革製品のにおいとは? 革製品のにおいの原因 革製品には独特のにおいがあります。それは、タンニン、不飽和脂肪酸、動物性タンパク質などのさまざまな化学物質によって引き起こされます。これらの物質は、革のなめしや加工の際に生成され、革に特徴的なにおいを与えています。また、革のにおいは、革の産地、種類、加工方法によっても異なります。例えば、牛革は豚革よりもにおいが強い傾向がありますし、クロムなめし革は植物なめし革よりもにおいが少ない傾向があります。また、革製品の使用頻度や手入れ方法によっても、革のにおいは変化します。
その他

革製品におけるシーアイエフとは?

革製品におけるシーアイエフとは? 革製品におけるシーアイエフとは、シーアイエフクイミカル株式会社が独自に開発した、皮革・人工皮革を主とする素材の表面加工技術である。製造方法は、※1 下処理→※2 塗装→※3 加熱→※4 冷却→※5 柔軟仕上げの5つからなる。その中でも※1 下処理という工程が製品の仕上がりを左右する上で重要である。この工程では皮革にシーアイエフが浸透しやすくするために表面の汚れを落とすことがポイントとなる。シーアイエフを塗布することで、皮革の表面が平滑化され、光沢と風合いが向上するため、高級感のある革製品を製造することができるようである。 ※1 下処理皮革の表面の汚れや油分を除去する工程。 ※2 塗装皮革にシーアイエフを塗布する工程。 ※3 加熱シーアイエフを皮革に浸透させるための加熱処理。 ※4 冷却加熱処理後の皮革を冷却する工程。 ※5 柔軟仕上げ皮革に柔軟性を与えるための仕上げ工程。
革の種類に関すること

革製品の用語「チック」について

チックとは革の銀面を一定の強さ、一定の深さで繊維を折り曲げてみせる加工方法です。 革の表皮である銀面を一定の強さ、一定の深さで繊維を折り曲げることで、独特の波状または波状のパターンを作成します。この加工は、革に独特の風合いと質感を与えます。チック加工は、主に牛革に施されますが、羊革や豚革など他の種類の革にも施すことができます。この技法は、革を柔らかく、しなやかにするための方法として、何世紀にもわたって使用されてきました。チック加工は、革の表面に凹凸をつけることで、汚れや傷が目立ちにくくなるという利点もあります。
革の種類に関すること

革製品の刺毛とは?その特徴や価値決定における重要性

革製品の刺毛とは、革の表面にある小さな毛のような繊維のことです。刺毛は、革の強度や耐久性、防水性などの特性に影響を与えるため、革の価値を決定する重要な要素のひとつです。 刺毛は、革の動物の種類、年齢、性別、生息地などによって異なります。一般的に、若い動物や寒い地域に住む動物の革には、刺毛が多く見られます。また、雄の動物の革は、雌の動物の革よりも刺毛が多い傾向があります。 刺毛の多さは、革の価値に大きく影響します。刺毛が多い革は、強くて耐久性があり、防水性にも優れているため、高級な革製品に使用されます。逆に、刺毛が少ない革は、弱くて耐久性が低く、防水性も劣るため、安価な革製品に使用されます。 刺毛は、革製品の美しさにも影響を与えます。刺毛の多い革は、表面に凹凸があり、独特の風合いがあります。この風合いは、革製品に高級感を与えます。 刺毛は、革製品の価値を決める重要な要素です。刺毛の多さや状態によって、革の強度、耐久性、防水性、美しさが決まります。高級な革製品には、刺毛の多い革が使用されることが多いです。
その他

革製品の用語『縫い糸』の基礎知識

縫い糸とは、革製品を縫い合わせるために使用される糸のことです。手縫いで縫い合わせる場合と、ミシンで縫い合わせる場合があります。手縫いでは、麻糸や綿糸、ナイロン糸などがよく使用されます。ミシン縫いでは、ポリエステル糸やナイロン糸などがよく使用されます。縫い糸の太さは、製品の厚みや縫い目の強度によって使い分けられます。また、縫い糸の色は、製品のデザインに合わせて選ぶことができます。
革の種類に関すること

室町時代に生まれた革製品の更紗革とは?

室町時代に生まれた革製品の更紗革とは? 更紗革とは、室町時代に生まれた革製品の一種です。更紗革は、麻布に麻や綿を刺し子し、その上から漆を塗って作った革です。漆を塗ることによって、更紗革は丈夫で防水性のある革になります。更紗革は、鎧兜や刀の鞘などの武具に使用されました。 更紗革の歴史 更紗革の起源は、平安時代にまで遡ります。平安時代には、麻布に漆を塗って作った革が使用されていました。この革は、更紗革と呼ばれ、武具や日常道具に使用されました。室町時代になると、更紗革の製造技術が発達し、より丈夫で防水性のある更紗革が作られるようになりました。室町時代の更紗革は、鎧兜や刀の鞘などの武具に使用されました。 江戸時代になると、更紗革の製造技術はさらに発達し、より精巧な更紗革が作られるようになりました。江戸時代の更紗革は、鎧兜や刀の鞘などの武具だけでなく、茶道具や蒔絵などの工芸品にも使用されました。明治時代になると、更紗革の製造技術は衰退し、更紗革は作られなくなりました。 しかし、近年、更紗革の製造技術が復元され、再び更紗革が作られるようになりました。現代の更紗革は、鎧兜や刀の鞘などの武具だけでなく、バッグや財布などのファッションアイテムにも使用されています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『ジャパニング』について

ジャパニングとは何か? ジャパニングとは、革の表面に特殊な漆を塗布し、硬く艶やかで美しい仕上げを施す伝統的な技術のことです。 その名の通り、日本発祥の技法で、江戸時代頃から盛んに行われてきました。 ジャパニングは、生漆や胡粉、朱、ベンガラなどの天然素材を使用しており、塗料の調合方法や塗り重ねる回数は、職人の経験と勘に委ねられています。 そのため、同じ職人でも、塗る場所や季節によって、仕上がりに微妙な違いが生じるのが特徴です。 ジャパニングの技法は、現在でも受け継がれており、伝統的な工芸品や高級家具、楽器など、様々な製品に施されています。 また、近年では、その独特の美しさから、ファッションアイテムやインテリア雑貨などにも取り入れられるようになっています。
革の加工方法に関すること

革製品へのランドリーの適用

ランドリーとは何か? ランドリーとは、衣類やその他の布製品を洗浄、乾燥、アイロンをかけるプロセスを指します。 ランドリーには、手洗い、洗濯機、乾燥機、アイロンなど、さまざまな方法があります。 ランドリーは、衣類やその他の布製品を清潔に保ち、それらを長持ちさせるために重要なプロセスです。 ランドリーを適切に行うことで、衣類やその他の布製品を汚れや臭いから守り、生地を保護し、色落ちや縮みなどを防ぐことができます。 ランドリーは、家庭で行う以外にも、ランドリーショップやクリーニング店などでも行うことができます。ランドリーショップやクリーニング店では、さまざまな種類の洗濯機や乾燥機、アイロンなどの設備が整っており、衣類やその他の布製品をきれいにすることができます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『鳩目』の意味と役割

鳩目とは、革に穴を開けて金属製のハトメを打ち付けた装飾や補強の技法のことです。 ハトメは、金属製のリング状の留め具で、革の穴に通してカシメて固定します。鳩目は、革製品の補強や装飾、紐を通すための穴として使用されます。革の穴をくり抜くための工具を革ポンチ、ハトメを固定する工具をカシメポンチといいます。 鳩目には、様々な種類があります。 丸型、四角型、ハート型、星型など、形や大きさ、素材も様々です。また、ハトメの色も、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ブラックなど、様々なものがあります。鳩目の種類は、革製品のデザインや用途に合わせて選ぶことができます。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品用語「ペルト」について

ペルトとは、生皮や獣皮をそのまま乾燥させたもので、鞣し前の状態のことを指します。鞣しとは、皮を柔らかくして腐敗しにくくするために薬品や植物エキスなどに浸す工程のことです。ペルトは、鞣しの原料として使用されます。 ペルトは、動物の種類によって、質感や厚みが異なります。最も多く使用されるのは、牛革ペルトで、靴やバッグ、家具などの製造に使用されます。また、豚革ペルトは、衣料品や財布などの製造に使用されます。羊革ペルトは、衣料品や毛皮のコートなどの製造に使用されます。 ペルトは、そのまま使用することはできません。鞣しをして、柔らかくして腐敗しにくくする必要があります。鞣しには、様々な方法があり、最も一般的なのは、クロム鞣しとベジタブル鞣しの2つです。クロム鞣しは、クロム塩を使用して鞣す方法で、短時間で鞣すことができ、強度と耐久性に優れています。ベジタブル鞣しは、植物エキスを使用して鞣す方法で、時間がかかりますが、風合いと耐久性に優れています。 ペルトは、様々な製品の製造に使用される重要な素材です。鞣しによって、柔らかさと耐久性を高め、製品として使用できるようになります。