革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『脂肪分』とは?

脂肪分とは、植物や動物の組織に含まれる脂質のことであり、皮膚のオイル、毛、細胞膜、血液などに存在します。革製品における脂肪分は、皮革の柔軟性や耐久性を向上させるために添加される成分です。 革製品の脂肪分は、動物の皮革を加工する際に添加される天然の油脂や、植物油や鉱物油などの化学物質など、さまざまな種類があります。天然の油脂は、革の自然な保護機能を維持し、革を柔らかくするために使用されています。化学物質は、革の強度や耐久性を向上させるために使用されています。 革製品の脂肪分は、革の品質と耐久性に大きく影響します。脂肪分が多すぎると、革がべたつきや汚れやすくなり、耐久性が低下する可能性があります。脂肪分が少なすぎると、革が乾燥してひび割れを起こしやすくなり、寿命が短くなる可能性があります。そのため、革製品の脂肪分は、適切なバランスを保つことが重要です。
革の加工方法に関すること

革製品とクロマトグラフィー

クロマトグラフィーとは、混合液中の成分を分離・分析する手法です。クロマトグラフィーという言葉は、ギリシャ語の「色」を意味する「クロマト」と、「書く」を意味する「グラフィー」を組み合わせたもので、もともと紙などにさまざまな色を分離して現れる現象を指していました。しかし、現在は、色を分離するだけにとどまらず、さまざまな物質を分離して分析する手法として広く用いられています。クロマトグラフィーの基本的な原理は、混合液を固定相と移動相の2つの相に分配し、混合液中の各成分が固定相と移動相の間を移動する速度の違いを利用して成分を分離することです。固定相は固体または液体で、移動相は液体または気体です。混合液を固定相と移動相に分配すると、各成分は固定相と移動相との間に分配されます。各成分の固定相と移動相との間の分配比は、その成分の性質によって異なります。分配比が大きい成分は固定相に多く分配され、分配比が小さい成分は移動相に多く分配されます。このため、混合液を固定相と移動相の間を移動させると、各成分は移動速度が異なり、分離されます。クロマトグラフィーは、革製品の分析にも広く用いられています。革製品には、タンパク質、脂質、糖質などさまざまな成分が含まれており、クロマトグラフィーによってこれらの成分を分離して分析することができます。クロマトグラフィーによって革製品の成分を分析することで、革製品の品質や安全性、加工方法などを調べることができます。
その他

革製品の動的耐水度とは?/測定方法と試験用セル

革製品の動的耐水度とは それは、革製品に一定の圧力をかけながら水をかける試験により測定される、革製品が水に対してどれだけ耐えられるかを示す指標です。革製品の動的耐水度は、製品の耐久性や快適性を評価するために重要な指標です。 革製品の動的耐水度は、革の種類、厚み、加工方法などによって異なります。一般的に、革の種類では、牛革や豚革などの動物性革よりも、合成革の方が動的耐水度が高い傾向があります。革の厚みでは、厚い革の方が動的耐水度が高い傾向があります。革の加工方法では、防水加工が施された革の方が動的耐水度が高い傾向があります。 革製品の動的耐水度は、JIS L 1099によって測定されます。JIS L 1099は、革製品の動的耐水度の測定方法を定めた規格です。JIS L 1099に基づいて、革製品の動的耐水度は、試験用セルを用いて測定されます。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『レース ウェイ』

「レース ウェイ」とは、靴やバッグなどの革製品にみられる装飾技法の一種です。革に糸で縫い目を施し、独特の模様を作り出すのが特徴で、靴のつま先部分やバッグのフラップなどに用いられています。「レース ウェイ」という言葉は、レースカーのレースコースに由来していて、繊細な編み目模様がレースカーのスピード感を彷彿させることから、名付けられたと言われています。 「レース ウェイ」の技法は、革に穴を開けて、そこに糸を通すことで行われます。糸の色や太さを変えることで、さまざまなバリエーションの模様を作り出すことができます。また、「レース ウェイ」は、革製品に立体感や奥行きを与える効果もあります。 「レース ウェイ」は、熟練の職人が手作業で施す技法であり、その品質は職人によって異なります。また、「レース ウェイ」の模様は、革の色や質感を考慮してデザインされるため、革製品の全体的なデザインに大きな影響を与えます。
革の種類に関すること

革製品の用語『荒皮』とは?

革製品の用語『荒皮』とは? 荒皮とは何ですか? 荒皮とは、動物の毛や肉を除去し、なめし加工を施す前の動物の皮のことです。革製品の原料として使用され、牛や馬、豚、羊、ヤギなどの動物の皮が主に使用されています。荒皮は、動物の皮をなめすことで、柔らかく耐久性のある革になります。なめし加工には、植物由来のタンニンを使用する方法や、化学薬品を使用する方法などがあります。なめし加工された革は、靴、鞄、衣服、家具など、様々な製品に使用されています。
革の加工方法に関すること

水酸化カルシウムの基礎情報と用途

水酸化カルシウムの化学式と特徴 水酸化カルシウムの化学式は「Ca(OH)2」です。 水酸化カルシウムは白色で無臭の固体であり、水に溶けにくい性質を持っています。 また、強アルカリ性であり、水に溶かすと水酸化物イオンを生成します。 このため、水酸化カルシウムは、アルカリ化剤として使用されることが多くあります。 さらに、水酸化カルシウムはセメントや石灰モルタルの原料としても使用されています。 水酸化カルシウムは、二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムを生成するため、セメントや石灰モルタルの硬化を促進する働きがあります。また、水酸化カルシウムは、防カビ剤や殺菌剤としても使用されています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『ガラス張り乾燥機』について

革製品の用語『ガラス張り乾燥機』について -ガラス張り乾燥機とは- ガラス張り乾燥機とは、革を乾燥させる装置のことです。 革は、動物の皮をなめして作られます。なめしとは、皮の中のタンパク質を化学的に変化させて腐敗を防ぐ処理のことです。なめした革は、湿った状態なので、そのままでは使用できません。そこで、革を乾燥させて水分を取り除く必要があります。 ガラス張り乾燥機は、革を乾燥させるために使用される装置です。ガラス張り乾燥機には、さまざまな種類がありますが、いずれも革を乾燥させるという基本的な機能は同じです。ガラス張り乾燥機は、革を一定の温度と湿度に保ちながら乾燥させます。革の乾燥には時間がかかるので、ガラス張り乾燥機には、革を長時間乾燥させることができる機能が必要です。 ガラス張り乾燥機は、革製品の製造に不可欠な装置です。ガラス張り乾燥機がなければ、革を乾燥させることができないので、革製品の製造は不可能です。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『一浴法』について

一浴法の概要 一浴法とは、革に染色の際に用いられる手法のことです。鞣し済みの革を染槽に浸し、一度で染色し乾燥させる方法です。シンプルな方法ですが、革の風合いや仕上がりに大きく影響します。一浴法は古くから革の染色に用いられており、現在でも広く使用されています。一浴法の特徴は、革に均一に染料が染み込むことです。また、染色後の革が柔らかくしなやかな風合いになるのも特徴です。しかし、一浴法は染色に時間がかかるため、大量生産には向いていません。また、染料の種類によっては、一浴法では染まらないものもあります。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『結合硫酸』について

革製品の用語『結合硫酸』について の「結合硫酸とは?」 結合硫酸とは、革の製造工程において使用される化学物質の一種です。革の製造工程では、動物の皮をなめすために、クロムやアルミニウムなどの金属塩が使用されます。これらの金属塩を革に浸透させるために、結合硫酸が使用されます。結合硫酸は、金属塩と結合して、革に定着させます。このため、結合硫酸は革のなめし工程において重要な役割を果たしています。
革の種類に関すること

鞍の基礎知識

鞍とは何か? 鞍は、馬の背中に置いて、乗る人が座るための道具のことです。鞍は、馬の背中に合わせて作られているので、馬の背中にぴったりとフィットし、乗る人が安定して座ることができます。鞍は、革や布などの柔らかい素材で作られており、中には詰め物が入っています。詰め物は、衝撃を吸収し、乗る人が快適に座ることができるようにするために入れています。鞍には、足をかけるためのあぶみ、手綱を結ぶための手綱掛け、荷物を載せるための荷鞍などがあります。鞍は、乗馬をする上で欠かせない道具です。
革の加工方法に関すること

グレージング マシンの全て!光沢のある革に仕上げるための秘密

グレージング マシンとは、革の表面を光沢のある滑らかな質感に仕上げるために使用される機械です。主に、靴、バッグ、財布などの革製品の製造に使用されます。グレージング マシンは、回転する円盤に研磨剤を塗布し、その円盤で革の表面を磨くことで光沢を出します。 グレージング マシンを使用すると、革の表面を均一に光沢のある質感に仕上げることができます。また、グレージング マシンは、革の表面の傷や汚れを隠す効果もあります。そのため、グレージング マシンは、革製品の製造において重要な役割を果たしています。
革の種類に関すること

革製品の用語『塩可溶性タンパク質』について

革製品の用語『塩可溶性タンパク質』について 塩可溶性タンパク質とは何か 塩可溶性タンパク質とは、水に溶け、塩に溶けないタンパク質のことです。タンパク質は、アミノ酸が多数結合してできた高分子化合物であり、生物の体の中で様々な役割を果たしています。塩可溶性タンパク質は、その名の通り、塩に溶けない性質を持つため、革の製造工程で重要な役割を果たしています。 革の製造工程では、牛や豚などの動物の皮を塩漬けにして加工します。この塩漬けを行うことで、皮の中のタンパク質が塩可溶性タンパク質に変化し、皮が腐敗するのを防ぐことができます。また、塩可溶性タンパク質は、皮を柔らかくし、加工しやすくする効果もあります。 塩可溶性タンパク質は、革の製造工程だけでなく、食品加工や医薬品製造など、様々な分野で使用されています。
レザーシューズに関すること

ゴアシューズの基礎知識と選び方

ゴアシューズとは、靴のつま先とかかと部分に、必要に応じて生地を追加して作られた保護機能がある靴のことです。 追加された生地は、通常は皮革、スエード、または合成素材で作られ、つま先とかかとの怪我を防ぐために補強されたり、足にぴったりとフィットしたりします。ゴアシューズは、通常はワークブーツ、ハイキングブーツ、または登山靴など、保護が必要な靴に使われますが、時にはよりカジュアルな靴にも使われることがあります。 ゴアシューズの主な利点は、つま先とかかとを保護することです。つま先と踵の部分には常に靴が当たっているので、この部分の保護は特に重要です。ゴアシューズは、つま先や踵にしっかりとした保護を提供してくれるので、怪我のリスクを軽減することができます。これは、つま先をぶつけたり、踵を踏まれたりする危険性のある仕事をしている場合に特に重要です。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語:EU靴エコラベル

EU靴エコラベルとは、ヨーロッパ靴工業会連合(CEC)によって2013年に制定された、靴の環境負荷を評価するエコラベル制度です。靴製造時に使用される原材料、製造工程、靴の寿命、廃棄後のリサイクル性など、靴のライフサイクル全体を考慮して評価され、一定の基準を満たした製品にのみこのラベルが付与されます。2021年6月までに、3,000万足以上の靴にEU靴エコラベルが付与されています。 靴には革、ゴム、布など様々な素材が使われるため、製造過程で発生する環境負荷も異なります。EU靴エコラベルは、靴の素材や製造工程を最適化することで、環境負荷を軽減することを目的としています。EU靴エコラベルを取得した靴は、通常の靴よりも環境負荷が少なく、持続可能な製品であると消費者から評価されています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『脱灰剤』について

- 革製品の用語『脱灰剤』について -# 脱灰剤とは? 脱灰剤とは、皮革の製造工程で用いられる薬品であり、皮革を柔らかくする効果があります。 皮革は動物の皮を加工して作られますが、皮をそのまま使用すると硬くて使い勝手が悪いため、加工が必要となります。 加工工程の一つである「脱灰」とは、皮からカルシウムやマグネシウムなどの灰分を除去する工程です。 灰分は皮を硬くする原因となるため、脱灰を行うことで皮を柔らかくすることができます。 脱灰剤は、灰分を除去するために使用される薬品で、主に水酸化ナトリウムや硫化ナトリウムが用いられます。 脱灰剤を皮に浸漬させると、灰分と反応して可溶性の物質となります。 その後、皮を水洗いすることで可溶性の物質を除去し、脱灰が完了します。 脱灰は、皮革の製造工程において重要な工程であり、脱灰剤によって皮の柔らかさが決まります。
革の種類に関すること

革製品の用語『ナッパ』について

ナッパとは、イタリアで開発された革製品の用語である。ナッパ革は、羊革や牛革にクロムなめしを施し、アニリン仕上げを施した革のことである。アニリン仕上げとは、革の表面に染料を浸透させて染色する方法である。ナッパ革は、柔らかく滑らかな手触りが特徴である。また、発色が良く、鮮やかな色合いを表現することができる。ナッパ革は、高級バッグや財布、靴、ソファなど、さまざまな革製品に使用されている。
その他

トリメチルアミンとは?知っておきたい革製品用語

トリメチルアミンとは、革のなめし工程で使われている化学薬品のことです。トリメチルアミンは、革にソフトで柔軟な風合いを与える働きをしていますが、トリメチルアミンを使用すると、革製品が独特のにおいを発することがあります。 革製品を長期間保管していたり、高温多湿の場所で使用すると、トリメチルアミンのにおいが強くなることがあります。 トリメチルアミンは、人体に有害な物質ではありませんが、においが気になる場合は、革製品を風通しの良い場所で陰干しすると、においを軽減することができます。また、革製品を保管する際は、湿気の少ない場所に保管することが大切です。
革の種類に関すること

【革の豆知識】バルブレザーとは

-バルブレザーとは?- バルブレザーとは、イタリアの南側にあるカンパーニア州にある『ソロフラ』という地域で生産された、油を塗りこんで独特の色を出した牛革のことです。バルブレザーはなめし革の加工工程で丁寧に仕上げることで、独特な艶、しなやかさ、耐久性を実現しています。ソロフラでは古くからなめし皮の加工が行われており、今ではこの町を代表する産業の一つとなっています。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『あか』

革製品の用語『あか』 あかとは何か? 革製品の用語『あか』とは、革の表面にある赤い斑点やシミのことをいいます。この『あか』は、牛や豚などの動物の皮に含まれるタンニンという成分が酸化してできたものです。『あか』は、革の品質に影響を与えるものではありませんが、見た目が悪いという理由で、革製品の製造過程で除去されることが多いです。
レザーシューズに関すること

ヒール止めねじくぎについて学ぼう!

-ヒール止めねじくぎってなに?- ヒール止めねじくぎとは、木工やホビーで使用される特別な形状をした釘の一種です。その名の通り、靴のヒールを止めるために開発されたのが始まりですが、今では幅広い用途で使用されています。 ヒール止めねじくぎの特徴は、そのねじのようにねじれた形状にあります。この形状により、木工では木の中に打ち込まれたときにしっかりと食いつき、強力な固定力を発揮します。また、ホビーでは紙や布などを固定するのに適しており、細かい作業にも対応できます。 ヒール止めねじくぎは、その形状から打ち込まれたときに木にしっかりとくい込み、抜けにくくなるという特徴があります。また、頭の形状も平らになっており、木製品の表面を傷つけにくいという特徴もあります。 ヒール止めねじくぎは、ホームセンターや金物屋さんなどで簡単に手に入れることができます。また、価格も比較的安価なので、コストパフォーマンスにも優れています。
革の加工方法に関すること

革靴の製造方法を知るなら、インジェクション式製法について学ぼう!

-インジェクション式製法とは?- インジェクション式製法とは、靴の底の部分をプラスチック樹脂で直接注入して一体型にする製法です。 主にカジュアルシューズやスポーツシューズに用いられ、シンプルな構造で量産性に優れているのが特徴です。インジェクション式製法の靴は、軽量で柔軟性があり、防水性も高い傾向にあります。また、デザイン性に富んだ靴を製造することが可能で、近年ではファッションシューズとしても人気が高まってきています。
革鞣し(なめし)に関すること

革製品の用語『こう』ってなに?コラーゲンを主な成分とする線維

革製品の用語『こう』ってなに?コラーゲンを主な成分とする線維 革製品の用語で「こう」という言葉がよく出てきます。「こう」とは、コラーゲンを主な成分とする線維のことです。コラーゲンは、タンパク質の一種で、動物の皮膚、骨、筋肉などに多く含まれています。コラーゲン繊維は、柔軟性と強度を兼ね備えているため、革製品に適しています。 「こう」は、革製品の製造工程で、皮革をなめして柔らかくする際に使われます。なめしとは、皮革を化学薬品や植物由来のタンニンで処理し、腐敗を防ぐとともに、柔軟性を与える工程です。なめしによって、「こう」は柔軟性と強度を兼ね備えた繊維になります。 「こう」は、革製品の品質を左右する重要な要素です。良質の「こう」を使用した革製品は、柔らかく、丈夫で、長持ちします。逆に、劣悪な「こう」を使用した革製品は、硬く、すぐに破れたり、ひび割れたりします。
革の加工方法に関すること

革製品の用語『アルコール染料』

アルコール染料とは、革製品の染色に使用される染料の一種であり、アルコールを溶媒として使用しています。アルコール染料は、水溶性染料よりも革に浸透しやすい性質を持ち、革に塗布すると、革の繊維にしっかりと染み込んでいきます。そのため、アルコール染料で染められた革は、色落ちしにくく、耐久性が高いという特徴があります。 アルコール染料は、革の染色以外にも、木材や紙を染めるためにも使用されています。アルコール染料を使用すると、染料が素材の繊維に浸透しやすいので、素材を染める際にムラになりにくく、均一に染めることができます。また、アルコール染料は、乾燥時間が短いので、作業効率が良いという特徴もあります。
その他

革製品の用語『製造物責任法 PL法』とは?

製造物責任法(PL法)とは、製造業者や販売業者が製造物(製品)を販売した場合に、その製造物に欠陥があり、その欠陥によって消費者に損害が生じた場合に、損害を賠償する責任を負うことを定めた法律です。製造物責任法の目的は、消費者保護のため、製造業者や販売業者に製造物の安全性を確保するよう義務づけ、欠陥のある製造物によって消費者に損害が生じた場合に、被害者救済を図ることにあります。