革製品の用語『肉面』とは?

革製品の用語『肉面』とは?

革製品を知りたい

革製品の用語で『肉面』ってどういう意味ですか?

革製品の研究家

『肉面』とは、皮の裏側で、筋肉と接する面のことを言います。

革製品を知りたい

皮の裏側って、革製品では見えないところですよね。

革製品の研究家

そうですね。革製品では、表側の『銀面』が重視されます。しかし、『肉面』は、革の強度や耐久性に影響を与えるため、重要な部分でもあります。

肉面とは。

革製品の用語である「肉面」とは、革の裏側で、皮の最下層を指し、真皮の最下層や網状層にあたる部分です。「銀面」は革の表側を指し、肉面と対になる用語です。

剥皮直後の皮では、肉面には真皮最下層のほかに、皮下組織や筋肉片を含む組織が含まれています。しかし、製革工程の準備段階で、皮下組織は除去されます。分割された皮の場合、肉面は真皮最下層またはその網状層を指します。肉面は革製品の強度や耐久性に影響するため、革製品の製造において重要な要素となっています。

肉面とは何か?

肉面とは何か?

革製品の用語『肉面』とは?

-肉面とは何か?-

革の肉面とは革の内部、動物の体と接していた表面のことです。革の表面とは反対面のことを指し、革の内側にあたります。革の肉面は毛穴や血管の跡が残っているのが特徴です。銀面と比べると毛穴や血管の跡が残っているため表面は粗く、革の繊維の密度が高いため硬いのが特徴です。その反面、耐久性や通気性に優れ、手に持った時に温かみを感じられます。肉面は、革の厚みや硬さを調節するために削られ、銀面よりも薄く柔らかい革へと加工されることが多く、一般的には銀面よりも価値が低いとされています。

真皮最下層について

真皮最下層について

肉面とは、革製品の用語で、革の断面を注意深く見ると分かるように、表皮を除去してなめした革の肉側を指します。
肉面は、一般的に革の表面よりも繊維が粗く、毛穴や血管の痕跡が見られます。肉面は、革の厚みのある部分で、強度があり、耐久性に優れています。そのため、革製品のさまざまな部分に使用されています。例えば、靴の靴底、バッグの底、財布の内側などです。肉面は、革製品の強度を維持するためにも重要な役割を果たしています。

肉面は、革製品の美観にも影響を与えています。肉面の質感や色合いは、革製品の雰囲気を左右します。肉面を活かした革製品は、自然で素朴な風合いが特徴です。また、肉面を加工して、シボや型押しなどの模様を施した革製品もあります。肉面をうまく活用することで、革製品にさまざまな表情を持たせることができます。

肉面は、革製品の重要な要素之一であり、革製品の強度、耐久性、美観を左右しています。革製品を選ぶ際には、肉面の状態にも注目してみてはいかがでしょうか。

皮下組織について

皮下組織について

革製品の用語『肉面』とは?
皮下組織について

革製品の用語『肉面』とは?の「皮下組織について」では、革の用語のひとつである『肉面』についての解説をします。肉面は、革の断面で繊維が集まっている層のことです。繊維は、動物の皮を構成するタンパク質の一種であるコラーゲンでできており、革の強さと耐久性に関与しています。肉面は、革の表面と裏面の間に位置し、革の厚さと重量を決定します。一般的に、肉面が厚いほど、革は丈夫で耐久性がありますが、重量も重くなります。肉面が薄いほど、革は柔らかくてしなやかですが、強度は劣ります。

革製品の用語『肉面』とは?の「皮下組織について」では、革の用語のひとつである『肉面』についての解説をしてきました。肉面は、革の断面で繊維が集まっている層のことです。繊維は、動物の皮を構成するタンパク質の一種であるコラーゲンでできており、革の強さと耐久性に関与しています。肉面は、革の表面と裏面の間に位置し、革の厚さと重量を決定します。一般的に、肉面が厚いほど、革は丈夫で耐久性がありますが、重量も重くなります。肉面が薄いほど、革は柔らかくてしなやかですが、強度は劣ります。

分割後の皮について

分割後の皮について

分割後の皮について

革製品の用語『肉面』とは?という疑問を解くためには、まず分割後の皮について理解することが大切です。牛の皮を分割すると、大きく分けて表皮と真皮の2つに分かれます。表皮は、牛の体表面を保護する役割を果たしており、毛や角質層などで構成されています。一方、真皮は、表皮の下にある層で、コラーゲンやエラスチンなどの繊維が密集して構成されており、牛の皮の強度や弾力性を担っています。

分割後の皮は、表皮と真皮のどちらを表面にするかによって、革の種類が変わってきます。表皮を表面にした場合、革の表面は毛穴やシワなどが特徴的な、いわゆる「革」の質感となります。このタイプの革は、主に牛革や豚革、羊革などが挙げられます。一方、真皮を表面にした場合、革の表面は滑らかでキメが細かい、いわゆる「スエード」の質感となります。このタイプの革は、主にヌバック革やベロア革などが挙げられます。

銀面について

銀面について

革製品の用語「肉面」とは?

革製品の用語「肉面」とは、動物の皮革をなめして革製品にしたときに表になる側のことを指します。肉面は、皮革本来の組織や風合いを残した面で、銀面よりも柔軟性に富み、吸湿性にも優れています。また、傷や汚れが目立ちにくいため、カジュアルな革製品に使用されることが多いです。

肉面とは対照的に、銀面は動物の皮革をなめして革製品にしたときに裏になる側のことを指します。銀面は、皮革の表面を研磨して平らにした面で、肉面よりも滑らかで光沢があります。また、銀面のほうが肉面よりも耐久性に優れており、フォーマルな革製品に使用されることが多いです。

タイトルとURLをコピーしました